「売れんの?」なんて心配をよそに先代モデルはスマッシュヒット! まもなく新型が発売される「トヨタ・ハイラックス」の魅力を歴史と共に探ってみた (2/2ページ)

乗用車としても選ばれるようになったハイラックス

 RVブームの最中である1988年9月に登場した5代目モデルは、先代で好評を集めた乗用車的なスタイルや快適な乗り心地などを踏襲しながらも、さらなる上級化を推し進めており、ダッシュボードの形状などは乗用車と遜色ないレベルまでになっていた。

 また、個人ユーザーが増えたことでAT仕様を拡充したり、最上級仕様の「SSRパッケージ」などを設定し、その人気を不動のものとしていたのだ。

 なお、このモデルは当時提携関係にあったフォルクスワーゲンから「タロー」として販売され、一部のモデルは実際にフォルクスワーゲンの工場で生産されていた。

 1997年9月に登場した6代目では、先代で人気を博したパーソナルユース向けのモデルと、商用モデルを明確にわけ、一般ユーザー向けのモデルは「スポーツピックアップ」として性能だけではなく、静粛性などにも力を入れたものとなっていた。

 ただ当時はすでにミニバンやSUVに人気が移っており、商用トラックもキャブオーバータイプが主流となっていたこともあって、日本でのハイラックスの販売はこの代をもって一旦終了となった。

 ただ、日本国外ではハイラックスの生産は続けられ2004年8月に7代目が登場。アメリカ市場は1995年からハイラックスに変わってタコマが販売されていたため、それ以外の国、主に新興国をメイン市場として販売され、生産もタイを中心にアルゼンチンや南アフリカなど海外で行われている。

 そして2015年5月には8代目ハイラックスが登場。当初は7代目と同じくタイを中心とした海外がメイン市場となっていたが、2017年9月に日本仕様を発表。

 日本仕様に選ばれたのは、数あるバリエーションのなかからダブルキャブのディーゼル4WDモデルという上級仕様で、2021年10月には「GR SPORT」も追加された。

 比較的高額でありながらも、スマッシュヒットモデルとなった8代目ハイラックス。果たしてまもなく登場が予定されている9代目も継続した人気を獲得できるだろうか。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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