現場で積み重ねられた経験が表れる
無線や合図よりも、現場の空気でわかる
安全のためには、明確な合図や声かけが欠かせない。しかし、長く同じ現場で作業していると、作業員の立ち位置や目線、手の動きだけで「次はそこを掘ってほしいんだ」「そろそろダンプを入れたいのかな」とわかることがある。
工事現場画像はこちら
休憩中でも機械の音に反応してしまう
エンジンのかかり方、油圧ポンプの音、旋回時のきしみ、キャタピラの異音など、機械の音に敏感に反応してしまう。いつもと違う音がすると、「どこか緩んでいるのではないか」「グリスが切れているのではないか」と気になる。自分が乗っていない機械でも、変な音がするとつい振り返ってしまう。
うまい人ほど動きが静か
初心者はどうしても動きが大きくなり、ブーム、アーム、バケット、旋回がばらばらになりやすいのだが、熟練者の操作はなめらかで、無駄な揺れが少ない。そのためバケットを満杯にしながらもこぼさず、ダンプの荷台に衝撃を与えず、機体を大きく揺らさないという神業が身についている。派手に見えないが、じつはこうしたベテランは圧倒的に作業が速い。
解体作業画像はこちら
頭のなかでは常に周囲、地盤、機械、工程、安全を見ているため、重機オペレーターのあるあるには、現場で培われた経験が多く詰まっているのだ。