トヨタだけ納期が遅くても売れるのはトヨタ車! 新車販売台数ランキングTOP10のうち9台がトヨタという現状!! (2/2ページ)

トヨタ以外のメーカーはトヨタについていけない

 軽自動車の販売台数を見ていると、前年度比でダイハツ・ムーヴが159.7%とやや突出した伸びを見せている。もともとムーヴの派生モデルであるムーヴ・キャンバスを積極的に自社届け出(販売台数積み増しなどのために、ディーラー名義などでナンバープレートだけつけること)を行い、その副産物の未使用中古車が市場に溢れており、それがいまもなお継続しているなかなので、ムーヴ自体も大量に自社届け出が行われていると見たほうがよさそうだ。

 日産ルークスも前年比151.3%となっているが、これは新型となってからまだまだ新型車需要(出たばかりの新型に乗りたいという需要)が続いていることを物語っているようである。

 スズキ・ハスラーは2026年5月末に一部改良を実施している。モデル変更の端境期にもかかわらず前年同期比で110.1%となっている。そのためか、いまどき未使用中古車専売店でスズキ車といえばハスラーが圧倒的に多く並んでいる。

 トップ10(登録車のみ)のなかに入っているトヨタ車のうち、前年対比で100%を超えていないのはアクアとヤリスになっている。新規受注停止が相次ぐトヨタの新車販売ではあるが、統計数値だけをみると、トヨタの供給体制も改善が目立ってきているのかもしれない。

 ひと昔前ならば、6月上旬あたりに注文を入れれば、お盆休みの帰省や家族旅行などは新車で出かけることができるケースもよくあったのだが、いまどきではお盆休みに間に合わせることはまず難しいともいわれている。

 深刻な納期遅延や新規受注停止の目立つトヨタに比べれば、トヨタ以外の日系ディーラーでは納期改善傾向が目立っている。しかし、それを十分生かすことなく納車まで時間がかかることを理解しながら、お気にいりのトヨタ車を選ぶひとがあとを絶たない。

 トヨタの販売施策(売り方)が多様化しているなか、トヨタ以外のメーカーがトヨタの動きについていけない状況も目立ち、トヨタ一強がさらにはっきりすることになろうとしているのかもしれない。

2026年5月単月締め 車名(通称名)別新車販売ランキングトップ30

1位 ホンダN-BOX:1万3850台
2位 スズキ・スペーシア:1万1189台
3位 トヨタ・ヤリス:1万401台
4位 トヨタ・カローラ:9799台
5位 トヨタ・ライズ:9633台
6位 トヨタ・シエンタ:9314台
7位 ダイハツ・ムーヴ:8647台
8位 トヨタ・ルーミー:8381台
9位 ダイハツ・タント:7539台
10位 日産ルークス:7367台
11位 スズキ・ハスラー:7178台
12位 ホンダ・フリード:6622台
13位 トヨタ・アルファード:6454台
14位 トヨタ・ヴォクシー:5985台
15位 トヨタ・ノア:5912台
16位 トヨタ・アクア:5090台
17位 トヨタRAV4:4947台
18位 ホンダ・ステップワゴン:4686台
19位 スズキ・ワゴンR:4487台
20位 ダイハツ・ミラ:4471台
21位 日産ノート:4303台
22位 スズキ・ソリオ:4271台
23位 スズキ・ジムニー(シエラ&ノマド):4230台
24位 トヨタ・プリウス:4201台
25位 日産セレナ 4184台
16位 三菱デリカミニ/eK:3747台
27位 スズキ・アルト:3592台
28位 トヨタ・ランドクルーザー:3551台
29位 ホンダ・ヴェゼル:3480台
30位 ホンダ・フィット:3379台


この記事の画像ギャラリー

小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

-

愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

新着情報