選ばれたのはデザイナーも「派手すぎるかな?」と思っていたデザイン! 横浜スタジアムの新リリーフカー製作の舞台裏

この記事をまとめると

■新型リーフのリリーフカーのデザインはベイスターズファンのデザイナーが担当した

■ホームとビジターでシートを差別化しておりホーム仕様だけの数々のギミックを採用

■日産自動車大学校の学生も製作に参加してわずか約2カ月で形にした

開発陣が明かすリリーフカー製作の裏話

 横浜スタジアムのリリーフカーが、9月22日(祝・火)に行われる日産自動車の冠協賛試合「#NEWリリーフカーナイター Driven by NISSAN」で、3代目となる新型リーフをベースとしたリリーフカーへと生まれ変わることになった。これに先駆けて新リリーフカーのお披露目と記者会見が開かれた。

 今回の記者会見には、新型リリーフカーの製作に携わった日産自動車のメンバーも同席した。

 グローバルデザイン本部 第二プロダクトデザイン部の長谷川聖さんは、ベイスターズファンということもあり、自ら志願して今回のプロジェクトに参加したという。

「スタンドの遠くから見たときにひと目で目に入り、ファンの期待感が集まるようなデザインを意識しました。ひとつ前のリリーフカーのデザインを踏襲したものや、オーソドックスだけどグラフィック的に凝ったものなど、合わせて4案を出したのですが、”ちょっと派手すぎるかな?”と思って入れた挑戦的な星のデザインをベイスターズさんに選んでいただきました。選んでもらった理由はうかがっていないのですが、これを選んでくれたか! と(笑)」

 また、車両計画・車両要素技術開発本部 車両・商品戦略企画部 車両&プラットフォーム計画グループ 主担の足立浩哉さんは、市販車のリーフも担当している。

「デザイナーと製作担当者が密接に関わることで、デザイン決定から形になるまで1カ月半〜約2カ月と、かなり短い期間で開発できました。内装は、どういった形やレイアウトなら前席を含めたスペースを確保できるか、これまでのリリーフカーを研究しながら作りました。見晴らしがよく、リラックスできるところにこだわっています。シートは協力会社さんにお願いしたのですが、すごくうまく作ってくれました。また、ボディをカットしたあとは、元の造形に沿う形でデザインし、それを試作部がFRPで製作してくれたのですが、すごくきれいにでき上がったと思います」

 車両生産技術開発本部 新車生産準備技術センター試作検証課の佐藤信秋さんも、横浜スタジアムへお子さんと観戦に行くことがあるというベイスターズファンだ。

「ホームとビジターでは、シートの形を変えているのが一番目立つところだと思います。また、フロア下のイルミネーションはホーム仕様だけになっているので、最後に盛り上がる瞬間はホームだけにしています(笑)」

 そして今回、新たな試みとして、日産直系の自動車整備専門学校である日産自動車大学校からも学生が製作に参加。横浜/栃木/愛知/京都/愛媛の各校から2名ずつが参加した。

「学生たちはみんな優秀で、言ったことを素直に聞いてくれますし、手先も器用ですごく助かりました」(佐藤さん)

 日産自動車の杉本さんは、「これからも日産自動車は、横浜DeNAベイスターズ、そしてファンの皆さまとともに、新しい感動とワクワクを生み出し、横浜を力強く盛り上げてまいります。チームのさらなるご活躍を祈念するとともに、新たなリリーフカーとともに優勝パレードの日を迎えられることを、心より楽しみにしております」と期待を寄せる。

 日産自動車の熱い思いも込められた、新型リーフのリリーフカー。デビューとなる9月22日の試合前には、グラウンド内で「NEWリリーフカー完成セレモニー」も実施される予定だ。ベイスターズファンはもちろん、日産ファン、そしてリーフオーナーもぜひ注目していただきたい!


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