この記事をまとめると
■カーシェアでは非会員の運転や車内喫煙などは規約違反になる
■ペット同乗や灯油運搬も禁止されるケースがある
■事故や破損は隠さず速やかに運営へ連絡するべきだ
一発退会につながる違反も多数
スマホひとつで24時間いつでもクルマを借り出すことができ、15分単位のチョイ乗りからロングドライブまで自在にこなせるカーシェアリング。マイカーを所有するコストや手間を考えれば、まさに現代の都市生活における最強のモビリティサービスともいえるだろう。
だが、ここで絶対に忘れてはならない大原則がある。それは、カーシェアが「会員同士で同じクルマを共有(シェア)して使うシステム」であるということだ。
店舗のスタッフと対面で手続きを行い、出発・返却時に傷の有無や車内状態を細かくチェックされるレンタカーとは異なり、カーシェアは性善説と会員相互のモラル、そして「厳格な利用規約」によって成立している。それゆえ大手運営各社は、ルール違反に対してきわめてシビアなペナルティを設定しているのだ。
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「知らなかった」「うっかりしていた」では済まされず、最悪の場合は数万円単位の違約金や実費請求だけでなく、即座に会員資格を剥奪される「一発BAN(強制退会)」の憂き目に遭うことすらある。
快適なカーシェアライフを一瞬で終わらせないために、絶対にやってはならない重大なNG行為を整理しておこう。
「ちょっと運転代わって」は即死トラップ! 【会員以外の運転】
友人や家族とのドライブ中に「ちょっと疲れたから運転をかわってよ」と軽い気もちでハンドルを預ける行為は、自家用車においては頻繁に行われている。しかしじつはこれ、カーシェアにおいては重罪とされる違反行為のひとつだ。
カーシェアは、あらかじめサービスに登録・承認された会員本人が運転することを前提に貸し出されている。事前に「同乗運転手」として登録・手続きを済ませている会員同士であれば運転の交代は認められるケースが多いが、非会員や未登録の同乗者に運転させる行為は完全に約款違反となる。
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もし未登録者が運転中に事故を起こした場合、自動車保険や補償制度はいっさい適用されない。数百万~数千万円に及ぶ損害賠償や車両修理代がすべて自己責任となるばかりか、貸し出した会員本人は問答無用で一発退会処分となる。ちょっとした油断が人生を狂わせかねない、絶対のタブーである。
「加熱式だからセーフ」は通用しない! 【車内での喫煙】
カーシェア車両は、原則として「全車完全禁煙」である──というのは重々承知だろうが、ここでやりがちなのが「加熱式タバコや電子タバコなら、煙も灰も出ないから大丈夫だろう」「窓を全開にして吸えばバレないはず」という勝手なマイルール解釈だ。いうまでもなくカーシェアでは、加熱式・電子タバコも含めたすべての車内喫煙がNGである。
車内に残ったわずかなタバコ臭や吸い殻の放置は、次に乗る会員からの通報によって高確率で発覚する。喫煙者は「加熱式タバコはくさくない」と思いがちだが、非喫煙者からすると、アレだって十分以上にくさいという事実は、十分に理解しておくべきだろう。
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喫煙が確認された場合、規約に基づき数万円のペナルティ料金が科されるうえ、車内クリーニング代の実費が請求される。さらに、大手各社では「喫煙の事実を把握した時点で会員資格取消(一発退会)」と明記されているケースがほとんどだ。一服の誘惑の代償はあまりにも大きい。
ケージに入れてもNG! 【ペット(動物)の同乗】
愛犬や愛猫と一緒にドライブへ行きたい気もちはわからないでもないが、一般的なカーシェア車両へのペット同乗は固く禁じられている。「ケージやキャリーバッグに入れているから汚れない」「抱っこしているだけだから大丈夫」といういい訳も、いっさい通用しない。なぜならば、動物の毛やフケ、特有の匂いなどは、重度の動物アレルギーをもつ次の会員にとって、命にかかわる健康被害を引き起こすリスクがあるからだ。
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ペットの同乗は、シートの隙間に落ちたわずかな抜け毛や匂いから発覚することが多く、こちらも発覚次第、高額な車内清掃・消臭費用とペナルティ料金が請求され、一発退会処分の対象となる。どうしてもペットと出かけたい場合は、ペット同乗専用プランを用意している一部のレンタカーサービス等を利用するのが鉄則である。