この記事をまとめると
■かつてマツダにはスポーツセダン「マツダスピードアテンザ」が存在した
■272馬力のターボエンジンに6速MTと4WDを組み合わせた本格モデルだった
■快適性とスポーティな走りを両立し中古車相場も安価な穴場的存在といえる
欧州の高性能セダンに対抗した実力派
ハイパワーターボプラス4WDに加えて4ドアセダンでなければクルマにあらず、と考えている人にとっては、三菱ランサーエボリューションかスバル・インプレッサ WRX STIが最適解となるワケだが、どちらも近年価格上昇が続いており、購入するのに覚悟が必要な価格帯となってきている。
そんななか、まだまだ手の届く範囲の価格で中古車市場に流通している隠れハイパワーターボ4WDモデルなのが「マツダスピードアテンザ」なのだ。
マツダスピードアテンザ 画像はこちら
2002年に登場した初代アテンザがマイナーチェンジを実施した2005年に登場したマツダスピードアテンザは、新開発の直列4気筒2.3リッター直噴ガソリンターボエンジンを6速MTと組み合わせ、電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステムを搭載したホッテストモデルとなっていた。
当時のアテンザは3種類のボディタイプを擁し、5ドアハッチバックモデルを「アテンザスポーツ」と称することでスポーティなモデルと位置付けていたが、マツダスピードアテンザはより高いボディ剛性を求めて4ドアセダンモデルがベースとなっているのも硬派なポイントだ。
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ただエンジンの出力は200kW/380N・m(272馬力/38.7kg・m)と、ランエボやインプレッサに比べると若干控えめ。というのもマツダスピードアテンザはモータースポーツで勝つために生まれた両車とは異なり、欧州のハイパフォーマンスセダンに対抗するために生まれたモデルで、足まわりも比較的ソフト目な味付けとなっていた。
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そのため、ぎりぎりファミリーセダンとしても使える快適さが残され、メーカーオプションとしても本革シートやガラスサンルーフなど、上質さをプラスするものが用意されていたというワケなのだ。
とはいえ4WDは積極的にリヤにトルク配分を行うセッティングで、FR的な回頭性のよさをもつなど、もともとマツダ車がもつスポーティさは失われていなかったのも美点だった。
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そんなマツダスピードアテンザは新車時価格が302万4000円と比較的安価であり、中古車となった現在も100万円台中盤から狙うことができるものとなっていて、この手の車両がガンガン高値となり新車価格を超えることも珍しくなくなった今、かなり貴重な存在となっているのだ。
ただ残念ながら新車時もそこまで台数が売れた車種ではないため、執筆時点での中古車サイト掲載台数はひとケタ台となっているので、気になった人は早めの行動をオススメしたい。