無人運転になっても解決しない課題か
千葉県豪雨後も、それに匹敵する規模の集中豪雨発生が懸念されると、メディアの一部は相変わらず千葉駅前乗り場でタクシー待ちをする長い列を中継などで報じていた。タクシーも現状では生身の運転士が運行しているのだから、身の危険を感じれば営業運行を取りやめて車庫に帰っていいことになっている。とくに最近は、無理して運行を続行しても「通行止めを避けるためとして迂回された」とか、「来るのが遅すぎる」といった乗客からのクレームも入る世のなかとなっている。
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それなのに、「タクシーはなぜこない」という論調で報じる姿勢には違和感を覚える。ましてや一度大きな豪雨被害を経験しているのだから、前述したタクシー会社のように「無理せずすぐ車庫に帰ってくるように」となるのも当然で、もはや最後まで稼働するタクシーはわずかといっていいだろう。
ただこれが無人運転タクシーになれば解決するのかといえば、クルマ自体は相変わらず水没して不動車となるリスクはなくならない。アメリカでは濁流に飲まれやすい無人タクシーとして、濁流の上流から流れてくる無人タクシーの動画がSNSにアップされていた。
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運転士は乗車していないものの、おそらく無人運転タクシーの車両代は既存の有人運転タクシーよりは高いだろうから、運行管理者の判断などで一斉に引きあげさせてしまうことも想定できる。そのため、災害時に最後まで運行する公共移動手段とはならないかもしれない。
いまの鉄道と同じように、無人タクシーや無人運転路線バスでも、予防的措置からかなりの荒天が予報されたときは、当該日の運行を全面的に取りやめるという動きも十分考えられる。いま以上に荒天時の外出には帰宅困難というリスクが高まっていくかもしれない。
※記事内の画像の一部に生成AIを使用しています