この記事をまとめると
■社用車の違反でも原則は運転者の責任で処理が必要
■処理を怠ると所有者である会社に通知が届く可能性があり、違反歴が発覚する場合もある
■社用車で交通違反をしてしまったら速やかに会社に連絡すべきだ
バレないケースもあるが基本的には報告すべき
外まわりをしているときや取引先へ向かっているときなど、社用車を運転している方のなかには、社用車で交通違反をしてしまったという人もいるのではないでしょうか。もし、社用車で交通違反をしてしまったときは、どのように対処すればよいのでしょうか。また、会社にバレてしまうのでしょうか。今回は、社用車で交通違反をしてしまったときの対応について解説します。
原則として交通違反をした運転者の責任となる
社用車で交通違反をしてしまったときは、原則としてその社用車を運転していた運転者の責任となります。そのため、反則金の納付などは運転者が行わなければなりません。
もし、反則金の納付を忘れていたりわざと納付しなかったりした場合、クルマのもち主である所有者に連絡がいきます。つまり、会社にバレるということです。
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たとえば、社用車で駐車違反をしてしまい、反則金を納付せずそのまま放置しつづけたり駐車違反を繰り返したりすると、一定期間車両の使用ができなくなったり、車検を受けられなくなったりします。車両の使用が制限されたり車検を通せなかったりすると業務に影響するため、駐車違反をした違反者は速やかに反則金を納付しましょう。
社用車での違反は会社にバレる?
社用車で交通違反をしてしまった場合、すぐに会社にバレてしまうのでしょうか。
前述したように、運転者が反則金の納付をしなかった場合は、クルマの所有者に責任が移るため、社用車のもち主である会社に交通違反したことがバレます。
しかし、運転者自らが交通違反の処理(反則金の納付など)をすれば、会社にバレることはほぼないといえるでしょう。
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ただし、会社の規定などにより、運転免許証の確認が義務付けられていたり、免許更新のたびに運転免許証のコピーを提出したり、定期的に運転経歴証明書を出したりする場合は、その時点で交通違反をしたことが明らかになります。
自分で交通違反の処理をすれば、すぐに会社にバレることはないものの、いつかバレる可能性があるため、交通違反をしたときは速やかに会社に報告したほうがよいといえるでしょう。
社用車でも個人のクルマでも交通違反をしたときの対処は同じ
ここまで解説してきたように、交通違反をしたときの対応は、社用車でも個人のクルマでも同じです。つまり、交通違反の責任は運転していた運転者にあるということです。
そのため、社用車で交通違反をしてしまったときは速やかに交通違反の処理(反則金の納付など)をすると同時に、会社に交通違反をしてしまったことを報告しましょう。
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また、交通違反を繰り返すと、免許停止処分や車両の使用が制限されるなどクルマを運転できない状況になることもあります。クルマを使う仕事の方は、日頃の運転を見直して交通ルールに従った運転をするよう心がけましょう。
余談ではありますが、われわれもクルマに関係する仕事であるため、日頃からクルマを運転しています。その際よくいわれるのは「事故なく、安全運転で!」です。とにかく安全運転でなければ、この仕事は務まりません。(なかには無謀な運転をする方もいるようですが、少なくとも筆者は常に安全運転です)