「車中泊女子」黒木美珠のVehicle&Life 【Vol.7】 誰もが憧れる秘密基地じゃん! 軽キャンピングカーの中は夢の空間だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■キャンピングカーは車中泊を楽しむ上で王道のクルマだ

■軽トラックベースの車両がコンパクトで人気を博している

■スピードが出ないことや安定感がやや不足気味なのでゆっくり走る行程と相性がいい

車中泊の王道! キャンピングカーを使ってみた

 キャンピングカーと聞くと、大型ボディに豪華な装備を備えた“動く家”のようなクルマを想像する人も多いかもしれません。しかし近年は、もっと身近で扱いやすいサイズのキャンピングカーが注目を集めています。その代表格が、軽トラックをベースにしたキャンピングカー。なかでも「ミスティック」が手がける「レジストロ」は、手軽さと快適性を兼ね備えた1台として人気を集めています。

街乗りも安心なコンパクトサイズ

 ベース車両はダイハツ・ハイゼットトラック(またはトヨタ・ピクシストラック)の軽トラックですが、「レジストロ」は普通車登録。とはいえ、全長は3860mmと非常にコンパクトで、スーパーや観光地の駐車場にも停めやすいサイズ感が魅力です。全高は2500mmとやや高めですが、高さ制限だけ意識していれば不自由なく運転できます。車幅は1770mm、狭い道や住宅街でも安心です。

コンパクトでも充実の装備内容

 レジストロの魅力は、コンパクトなサイズにしっかりと“旅の暮らし”が詰め込まれている点にもあります。レジストロには、いろいろオプションをつけて充実した装備を追加できますが、標準装備だけでも、キャンピングカーとしての基本機能は十分に備わっています。

 就寝スペースは、大人ふたりがゆったりと休めるダイネットソファーベッドに加え、バンクベッドも完備。4人家族でもしっかり対応できます。この車両は電源まわりも頼もしく、105Aのサブバッテリーを1基搭載。外部電源の取入口、走行中の充電に対応した12V系統、さらに室内には100Vコンセントが2口とUSBポートも用意されています。ノートPCやスマホの充電、小型家電の使用にも困りません。

 サイドにはネットスクリーン付きの二重構造エントランスドアを採用し、虫の侵入を防ぎながら風通しも確保。室内照明にはLEDが3箇所に設置されており、夜間でも明るく落ち着いた空間が広がります。

 日中のリビングとして活躍するダイネットスペースには跳ね上げ式テーブルを採用。シンプルながら使い勝手のいい設計で、食事も作業も快適に行えます。リヤと左右の窓はアクリル製の2重窓で断熱性が高く、外気温の変化にも対応。換気ファンも標準装備されており、夏場の車中泊も快適に過ごせます。

 キッチンには蓋付きシンクとカセットコンロを備え、ちょっとした調理ならその場で手軽に行えます。給排水は19リットルタンク式で、旅先でも使いやすい仕様です。さらに、外部にはLEDマーカーランプが3カ所に配置されており、夜間の視認性や安全性も高められています。


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黒木美珠 KUROKI MIJYU

車系YouTuber / 自動車ライター / 車系インフルエンサー

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ショッピング・着物・茶道・温泉・旅行・観葉植物飼育・パン作り・ケーキ作り・アイドルオーディション番組鑑賞
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