コンパクトカーにハイパワーV6をぶち込む荒技!! かつてこぞってメーカーが挑戦した怪物ハッチ5台 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■見た目は実用的なハッチバックで大排気量V6を搭載という特殊なクルマを紹介する

■現代ハッチバック市場では小排気量化と気筒数も減って3気筒エンジンが主流だ

■このようなホットすぎるハッチバックがふたたび登場するのが楽しみである

気づいたら珍しくなった実用ハッチの大排気量V6搭載モデル

 現代のハッチバック車といえば、その多くがダウンサイジングエンジンを搭載し、小排気量化だけでなく気筒数も削減されて3気筒エンジンが主流となっている。

 しかし、ほんの少し前には、一見すると実用ハッチバック車であるのにV6の大排気量エンジンを搭載するというモデルが複数存在していた。今回はそんな往年のV6ハッチバック車をご紹介したい。

フォルクスワーゲン・ゴルフ VR6

 今も昔もハッチバック車のベンチマークとしてさまざまな自動車メーカーから注目され続けているフォルクスワーゲン・ゴルフ。そんなゴルフはGTIというホットモデルもラインアップされていることでも知られている。そんなゴルフの3代目モデルにはホットモデルのGTIとは別に、ドイツのアウトバーンで上級車種と対等な走りを可能とすることをコンセプトとした「VR6」というV6・2.8リッターエンジンを搭載したモデルが追加されている。

 このV6エンジンは狭角V型エンジンとなっていて、通常のV6エンジンよりもコンパクトに仕上げられるのが特徴で、4代目モデルでは3.2リッターに排気量が拡大され、5代目モデルではDOHC化されたものが搭載されていた。

アウディ A3 3.2クワトロ

 ゴルフにV6エンジンが設定されていたということは、もちろん兄弟車関係にあるアウディA3にも同様のエンジンがラインアップされていたことがあった。それが2代目モデルの「3.2クワトロ」である。

 ただ、アウディはフォルクスワーゲンよりもプレミアムなブランドということもあり、ゴルフに設定されていた3ペダルの6速MTはなく、2ペダルMTのDSGの設定のみ。ボディタイプも3ドアハッチバックのほか、スポーツバックと呼ばれる5ドアハッチバックも存在していたが、早々に3ドアモデルはカタログ落ちし、スポーツバックのみとなるなど、キャラクターに違いが与えられていたのだった。


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小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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