伝説のホットハッチ「205GTi」をプジョーが現代流に復活! どのあたりに「205GTi」がいるのか「e-208GTi」の外観をプロが徹底分析!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

プジョーが4年ぶりにGTiグレードを復活させた

■e-208GTiは伝説の205GTiをオマージュした精悍なデザインを特徴とする

■やりすぎない程度の「盛りつけ」のe-208GTiはプジョーGTiのDNAを巧く継承している

205GTiにインスパイアされたスタイリング

 6月13日、プジョーは高性能BEVの「e-208GTi」を世界初公開しました。同ブランドにとっては久々のGTiグレードとなりますが、そのスタイリングはあの「伝説」を越えたのでしょうか? 今回は公開された写真から、デザイン的な見所をチェックしてみたいと思います。

 プジョーにとって、「GTi」は2021年の308以来、4年ぶりの設定になります。ただ、同ブランドは新型の発表に当たって、あの伝説の205GTiにインスパイアされたと明言しているのです。では、新型のスタイルは伝説に肩を並べたといえるのでしょうか?

 1984年登場の205GTiから40年、ベースとなった現代のe-208には当時と大きな違いがあります。まあ、有り体にいって「そもそも派手」なスタイルということで、それは自ら「躍動感を凝縮したグラマラスなフォルム」と謳っているほどです。

 たとえばフロントグリル。新型はスポーティモデルらしいブラックと、205GTiの特徴でもあった赤をモチーフとしたドットを左右両端に施した迫力ある構えですが、じつはグリルの大きさ自体はベースモデルと同じに見えます。そう、もともとe-208の顔はアグレッシブなのです。

 これはほかの部分にもいえて、精悍な3連のLEDランプ自体もベース車と一緒だし、例の3本かぎ爪モチーフのデイタイムランニングライトも同じ。じゃあ……ということで、新型はグリルの真ん中に大きな「GTi」のロゴを置き、ヘッドライトの下に赤いラインを追加。さらに、バンパーにはフロントリップを加えて迫力を増したのです。


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すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

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