好き好んでうるさいワケじゃないのをわかって! 冷凍車ドライバーが直面する苦情の嵐!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大型冷凍車の冷凍機の騒音には周囲の人だけではなくドライバーも悩まされている

■大型冷凍車を運転するドライバーのリアルな声をお届け

■冷凍機のエンジンを止められないドライバーに苦情を入れてもどうにもならない

冷凍車のドライバーが直面する意外な苦労

 夏には欠かせないアイスクリームや冷凍食品などを工場からわたしたちの街まで運んでくれる、とてもありがたい存在が大型トラックベースの冷凍車。大型になればエンジン式の冷凍冷蔵装置を備え付けるのが一般的なのだが、この冷凍機がとにかくうるさい。そのため、大型冷凍車のドライバーは肩身の狭い思いをしながら仕事に励んでいる。

 そんな大型冷凍車のメカニズムや用途などについてはこれまでにも触れてきたので割愛するが、今回はそんな大型冷凍車を運転するドライバーのリアルな声をお届けしたいと思う。

ドライバーAさん

「うるさくて迷惑をかけているのは自覚しているから、パーキングエリアで休むときは一番空いている場所か、できるだけ敷地内の端っこに駐車するように心がけています。トイレやレストランからは遠くなるけれど、周囲のことを考えたら仕方がないですよね。わたしも、自分が寝ている隣に大型の冷凍車がきたら嫌ですから。でも、後から自分の近くに駐車したドライバーに文句をいわれるのは、納得できない部分がありますね」

ドライバーBさん

「市街地の道路上で荷物ができるまでの間待機させられることが多いのですが、場所をしっかり考えないとすぐに苦情が入って、おまわりさんがやってきます。それが、一番の悩みですね。ですので防音壁が設置されているような場所を選ぶことが多くなるのですが、そういう道って交通量が多いから、それはそれで気が引けます。どのみち路上駐車ですから偉そうなことはいえませんが、仕事上仕方がないですね。そんななかでも、一応は配慮しているつもりです」

ドライバーCさん

「休憩中や待機中に文句をいわれるのは理解できるのですが、高速道路での渋滞中に、前の乗用車の後部座席から降りてきた母親に文句をいわれたこともありますよ。赤ちゃんが寝ているから静かにしてくれって。気もちはわかるのですが、荷物を運んでいる以上、静かにしようとしてもできませんからね。相手の女性はこちらのいい分も聞かずに自分のクルマへと戻って行ってしまったのですが、ずっと睨まれ続けて参りましたよ。でも高速道路の本線上を平気で歩くような人ですからね。かかわりたくないなと思いました」


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