自動車メーカーに昇華したブラバス! メルセデスに続いて新たに手がけた「ベントレー」は買える人が羨ましすぎるパフォーマンスだった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ブラバスは独立した自動車メーカーとして事業領域を拡大している

■「900」シリーズはベントレー・コンチネンタルGT/GTCをベースとしたモデル

■空力・内装・仕立てまで最高水準でまとめたマスターピースである

公認自動車メーカーとなったブラバスの現在地

 これまでほぼ半世紀にも渡る歴史を刻み続けてきたブラバス。その名前はメルセデス・ベンツをはじめ、メルセデスAMGやメルセデス・マイバッハ、あるいはスマートなどのブランドからのプロダクションモデルを素材に、より魅力的なパワースペックと豪華でスポーティな内外装を誇るモデルを製作するチューナーとして長く知られてきたが、現在の同社は正確にはドイツの運輸省から認証を受けた自動車メーカーとして存在するに至っている。

 そのブラバスが、自動車メーカーとしてのビジネスをさらに拡大させるために、2022年にスタートしたのがベントレーをベースとした高性能モデルの開発と生産だ。

 ここで紹介する「900スーパーブラック」と「900」の両車は、それぞれベントレーの「コンチネンタルGTスピード」、「コンチネンタルGTCスピード」をブラバスが独自にチューニングすることで誕生した最新モデル。彼らはそれに「ブラバス・マスターピース・スーパーカー」、すなわち「ブラバスによるスーパーカーの最高傑作」というタイトルを掲げる。さっそくそのディテールへと迫っていこう。

 まずはそのパワーユニットの構成を紹介する。フロントに搭載される4リッターのV型8気筒ツインターボエンジンには、もちろんブラバスによるチューニングが施されている。そのメニューは、ブラバス独自のハイパフォーマンスターボチャージャーの採用にはじまり、流量が最適化されたカーボン製エアボックスを備える吸気システム、そして点火や燃料噴射、ブースト圧などをリニューアルしたECUなどで構成されるもの。

 エキゾーストシステムはより軽量で高効率なチタン製へと改められ、4本出しのテールパイプにはやはりカーボンで成型されたカバーも組み合わされる。

 これらのチューニングによって得られたエクストラパワーは110馬力。ベントレーの現行コンチネンタルシリーズでは、さらにハイブリッドシステムをもつことが技術的な特長とされているが、こちらには手は加えられなかったものの、システム全体の最高出力は車名が物語るとおり900馬力を達成。最大トルクも1100Nmを実現した。

 これに8速ATを組み合わせることで、0-100km/h加速をわずか2.9秒で、そして最高速では335km/h(GTCではリミッターにより285km/hにそれは制限される)を可能とするのが、このモデルのパフォーマンスデータだ。


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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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