この記事をまとめると
■シボレーはコルベットの第5世代からハイパフォーマンスな「Z06」をラインアップする
■C5 Z06はLS6エンジンの採用と徹底した軽量化でその運動性能を世界水準へ引き上げた
■C6から現行型C8までZ06はコルベットの高性能モデルの名称として受け継がれている
ダイナミックでスタイリッシュに生まれ変わった第5世代コルベット
アメリカを象徴するスポーツカーといえば、誰もがまずその名前を思い浮かべるのはシボレー・コルベットだろう。ちなみにその歴史は1954年までさかのぼることが可能で、この年に誕生した初代モデル(C1)から2020年に発表された現行型(C8)に至るまで、コルベットは常にアメリカ車のなかでも特別な存在であり続けた。
時代が21世紀を迎えた2001年、コルベットは第5世代(C5)の中期にあった。1997年にフルモデルチェンジを受けて登場したC5が、まずアメリカの、いや世界中のスポーツカーファンを驚かせたのは、それまでのC4と比較してはるかにダイナミックでスタイリッシュな、そしてエアロダイナミクスに優れたボディデザインだったことだ。
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C5の販売は、まずファストバッククーペのみで始まるが、1998年モデルでは1962年にC1の生産が中止されて以来の復活となる、トランクルームを備えたコンバーチブルが、また翌1999年モデルにおいては、コンバーチブルに似たルーフラインとトランクをもつハードトップも(FRC=フィクスドルーフクーペとも呼ばれた)追加された。
このボディに包み込まれるメカニズムもC4から大きく進化していた。フレームにはハイドロフォーム加工されたボックスフレームが採用され、その剛性は大幅に向上。
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搭載される新開発の5.7リッターV型8気筒エンジン(LS1型)は345馬力の最高出力を発揮し、これに6速MTもしくは4速ATが組み合わされた。このミッションはトルクチューブを介してリヤにレイアウトされ、いわゆるトランスアクスル方式を形成。その結果、50:50という理想的な前後重量配分を実現することが可能になった。
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シボレーはまた、このC5ではC4からホイールベースの短縮とともにトレッドの拡大を行っており、それにはよりハンドリングの性能を高めるという意図が表れていた。