この記事をまとめると
■1993年4月22日に行われた道の駅制度の「第1回登録」の枠は全国で103駅ある
■元祖とも呼べる道の駅は制度が始まる前の「社会実験段階」に開業した経緯をもつ
■今回は「元祖・道の駅」とその周辺にある観光スポットについて紹介していく
道の駅はいつどこでできた?
道の駅ってどこが発祥? なにげなく浮かぶような、この素朴な疑問の結論をいうと、じつは答えが大きくふたつある。道の駅のスタートには、「正式に道の駅制度として始まった瞬間」と「制度より前に社会実験として始まった瞬間」があるからだ。制度上の話を先に片付けると、1993年4月22日の第1回登録(全国103駅)が始まりである。つまり、「制度の第1号」という意味では、103駅みんなが第1号というわけだ。
そうなると気になるのは、「元祖はないの?」という疑問。決め手となるのは、1991〜92年に行われた「道の駅制定前の社会実験」にかかわっていたという部分であり、今回はそこで名前が挙がりやすい5駅と、周辺の魅力的な観光スポットも交えて紹介していく。
歴史ある5つの「元祖・道の駅」と周辺の観光スポットをご紹介画像はこちら
●道の駅 豊栄(とよさか)
最初に紹介する「道の駅 豊栄」は、国道7号新新バイパスの豊栄ICと東港ICの中間、新潟県新潟市北区にある道の駅である。1988年当時の日本で初めて一般国道に設置された、「豊栄パーキングエリア」として始まった施設だ。まだ道の駅制度が始まる前から、道の駅の機能を満たす施設だったことから、「道の駅発祥の地」としている。そして現在では、名産である新潟産のコシヒカリを販売している売店もあり、軽食堂では新潟米のおにぎりやジャンボ狐そば(うどん)、コシヒカリアイスなど多数のメニューを用意。
道の駅 豊栄と石碑画像はこちら
道の駅 豊栄の周辺にあるおすすめの観光スポットは、「福島潟」だ。新潟市の東方に位置する湖沼で、鳥や花などが織りなす四季折々の新潟の原風景をいまに残している全国でも有数の自然豊かな場所だ。220種以上の野鳥と、470種以上の植物が確認されている自然の宝庫であり、日本の自然百選などにも選出。4月上旬~下旬になると、一面に広がる菜の花畑を観ることができる。
福島潟の菜の花畑画像はこちら
もうひとつは、誰しもが1度は見たことがあるであろう「ばかうけ」を製造・販売する、栗山米菓の直営店の「新潟せんべい王国」だ。道の駅からはクルマで約10分のところにあるので、手軽に立ち寄ることができる。米菓の歴史が学べたり、限定グッズなどの販売もしており、さらに自分でせんべいを焼いてお土産におもち帰りすることもできる、まさにおせんべいのテーマパークだ。
新潟せんべい王国のせんべい焼き体験画像はこちら
●道の駅 花街道付知(はなかいどうつけち)(岐阜県)
次に紹介するのは、岐阜県中津川市の国道256号線沿いにある「道の駅 花街道付知」だ。ここのレストランでの目玉は、郷土料理の「けいちゃん定食」や、岐阜県が誇る最高級の和牛ブランドである飛騨牛を使用した「飛騨牛すきやき定食」だろう。また、隣接施設としてクルマで約8分のところには、天然かけ流し温泉である「付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯」があるので、道の駅から移動してすぐに旅の疲れを癒やすことができる。
岐阜県中津川市の国道256号線沿いにある「道の駅 花街道付知」画像はこちら
道の駅 花街道付知の周辺にあるおすすめの観光スポットは、木曽川支流である付知川の源流に位置する「付知峡」だ。澄みきった色の青川と呼ばれる川が流れており、約860mの遊歩道を歩きながら、水量が多くダイナミックな不動滝や、岩肌を流れる観音滝を楽しめる。
「付知峡」に流れる滝画像はこちら
また、貴重な原生林が残る紅葉の名所としても知られており、森林浴の森日本100選、岐阜県名水50選、飛騨美濃紅葉33選などにも選定されている。そのほかにも民宿やキャンプ場があり、渓流釣りも楽しむことができるので、自然を全身で感じることができる場所だ。
「付知峡」に流れる滝と紅葉画像はこちら