「スズキ・イグニス」は“あのクルマ”のリバイバル!?

初代スイフト譲りの性能で人気間違いなし!

 スズキのコンパクトカー「イグニス」。車名の由来は、『点火』を意味する“IGNITION”からの造語とのことですが、クルマ好きのかたなら、この車名に聞き覚えがあるかもしれません。現在ハッチバックスタイルと違って、車高の高いクロスオーバー風スタイルを持っていた初代スイフトの欧州試乗での車名、それが「イグニス」でした。WEB CARTOP

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2000年1月に登場した初代スイフト(欧州名:イグニス)。一般的なコンパクトハッチバックスタイルをもつ現行モデルに対し、最低地上高165mm、全高140mmのボディに14インチの大径タイヤを履く、今で言うクロスオーバースタイルだった

 そして今回の新型イグニス。何でも雪国のユーザーから「初代スイフトみたいに車高の高いクルマが欲しい!」というリクエストが多く、それに応える意味もあって作られたそうです。初代スイフト(=欧州名・イグニス)と同じコンパクトクロスオーバーということで、イグニスという名前は伊達じゃないわけです。

 対障害角度を見てみると、アプローチアングル、デパーチャーアングルともにハスラーには及びませんが、クロスオーバーSUVのエスクードよりは上。また最低地上高は同じ180mmということで、冬は道路に轍(わだち)ができてしまう雪国の人でも安心といったところ。イグニス、ハスラー、ジムニー、エスクードの対障害角度比較。意外にも(!?)アプローチアングルやデパーチャーアングルはエスクードより上!

 ちなみに4WDシステムは、通常は前輪よりに駆動を配分、雪道など滑りやすい路面を走るときに後輪への駆動力を高める「ビスカスカップリング式」です。当然、ジムニーなど本格的なクロカン4WDには敵いませんが、滑りやすい路面での発進時に駆動やブレーキを制御する「グリップコントロール」、急な下り坂を走るときに車速を約7km/hにコントロールしてくれるヒルディセントコントロールなど、雪道やラフロード走行をアシストする機能が4WD全車に備えられています。運転席/助手席シートヒーター(4WD車のみ)、リヤヒーターダクトも嬉しい装備ですね。4WD車のヒルディセントコントロール、グリップコントロールはインパネのスイッチでON/OFFを切り替えられる。

 ユーザーからのリクエストに応えたと言えば、発売から2年経った今でも人気の軽クロスオーバー「ハスラー」。こちらもクロスオーバースタイルで人気だった「Kei」の復活を望む声が元となって開発がスタートしたものでした。果たしてイグニスも、ハスラーと同じように大ヒットとなるでしょうか!?

 人気の軽クロスオーバー「ハスラー」は、「Kei」に乗っていたユーザーからの要望を聞いた鈴木修会長からの指示で、開発がスタートし、発売。大人気となった。

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