コンビニで自動車用の水素燃料が買えるようになりました

Iwataniとセブン-イレブンが提携、水素エネルギーの認知度向上を目指す

 岩谷産業とセブン-イレブン・ジャパンが、国内で初めてセブンイレブン併設の水素ステーションを2月12日(金)から、東京都大田区池上と愛知県刈谷市に同時オープンする(写真はイワタニ水素ステーション 東京池上)。WEB CARTOP

 現在発売中のトヨタMIRAIに続き、同じく燃料電池車のホンダ・クラリティが新たに市場導入されるのを目前にして、今回、岩谷産業とセブン-イレブン・ジャパンがタッグを組んだ。その狙いは、水素エネルギー社会の実現による環境負荷低減にある。

WEB CARTOP「(コンビニエンスストアとして)一番店舗が多いセブン-イレブンと一緒にやらせていただくことで、水素社会の実現について、多くのみなさんに水素、または水素ステーションを理解していただくことが水素社会の実現にいち早くつながるのではないか」と、岩谷産業・牧野明次会長。WEB CARTOP

 また、セブン-イレブン・ジャパン 井坂隆一代表取締役社長は、「セブン-イレブン・ジャパンとして、水素エネルギーというまだ馴染みのないエネルギーを、身近なコンビニエンスストア(=セブン-イレブン)に水素ステーションを併設することで、お客様の認知を深めることができるのではないか。また、店舗には純水素型燃料電池を設置しており、非常用電源として分散発電の拠点として実証実験を行なっていきたい。その役割をこの店舗が担ってます」(セブン-イレブン・ジャパン 井阪隆一代表取締役社長)と、話した。WEB CARTOPもちろん、燃料電池車で水素充填に来た利用者の利便性も高まるだろう。水素の充填時間はわずか3分だが、その間、セブンカフェでひと息つくことや、お買い物やトイレを利用することもできる。反対に近隣住民やたまたま立ち寄ったセブン-イレブンの利用客が、併設する水素ステーションを間近に触れることで、水素エネルギーの浸透・認知度を高めていく効果も期待される。WEB CARTOP今後も岩谷産業とセブン-イレブン・ジャパンは「商品」、「サービス」、「クリーンエネルギー」を一度に提供することができる“地域インプラとしての拠点”造りを目指し、コンビニエンスストアと水素ステーションのコラボレーションを積極的に進めていく。
(文:CAR編集部)

 


〈店舗データ〉

 【イワタニ水素ステーション 東京池上/セブン-イレブン大田区池上8丁目店】
住所:東京都大田区池上8-16-5
水素ステーション概要:敷地面積/水素ステーション全体 1545m2、セブン-イレブン 店舗面積 約180m2・売場面積 約140m2・取り扱いアイテム数 約2800品目
水素供給:液化水素オフサイト供給 供給能力:燃料電池自動車:300Nm3/h(1時間当たりFCV6台の満充填が可能) 充填圧力:70MPa(メガパスカル※約700気圧) 設備構成:液化水素貯槽・ドイツLinde社製水素圧縮機・蓄圧整備・ディスペンサーなど


【イワタニ水素ステーション 愛知刈谷/セブン-イレブン刈谷一里山町店】
住所:愛知県刈谷市一里山町深田3-3
水素ステーション概要:敷地面積/水素ステーション全体 2474m2、セブン-イレブン 店舗面積 約210m2・売場面積 約160m2・取り扱いアイテム数 約2800品目
水素供給:液化水素オフサイト供給 供給能力:燃料電池自動車:300Nm3/h(1時間当たりFCV6台の満充填が可能) 充填圧力:70MPa(メガパスカル※約700気圧) 設備構成:液化水素貯槽・ドイツLinde社製水素圧縮機・蓄圧整備・ディスペンサーなど


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