【プリウス検証2】歴代プリウス一気乗り燃費テストで実力診断! (2/4ページ)

4代目が先人を抑え圧勝

 〈市街地編〉

 一般道のルートは都心から郊外へと幹線道路主体に移動。速度制限を守りつつも周囲の流れに乗り日常の走行パターンにできる限り近い走りを心がけた。

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 走行はデフォルトモード。つまりシステムスイッチをオンにして作動初期の状態で走行する。3、4世代目車両にはECOやスポーツ、ノーマルなどの走行モード選択スイッチが備わるがデフォルトでの走行としている。すると3世代目はデフォルトがノーマルモードであるのに対し新型4世代目はデフォルトがECOモードの設定となっていることがわかった。これは最近の厳しい燃費基準審査がデフォルトのモードで行なわれるための対処だと考えられる。WEB CARTOP

 またEVモードスイッチも使用しない。燃費数値を向上させるさまざまなテクニックがあるが、あくまで普通に運転して再現できる燃費数値を探り出すことが目的。

 その結果、もっとも好数値を叩き出したのは新型4代目で燃費数値は31.0km/Lという大台に乗ってみせた。一般道でのEV使用率が70%におよびほかの3車を圧倒する数値に進化の大きさを感じさせられた。WEB CARTOP

 健闘を見せたのは初代で同条件下23.0km/Lを記録。2、3代目と遜色ないどころか、むしろ勝っていたのは軽い車体のなせる技か。

 ?市街地車載燃費DATA(※約90km市街地を走行。平均車速約25km/h)

・初代 ?:23.0km/L

・2代目:23.7km/L

・3代目:22.2km/L

・4代目:31.0km/L


中谷明彦 NAKAYA AKIHIKO

レーシングドライバー/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

中谷明彦
愛車
マツダCX-5 AWD
趣味
海外巡り
好きな有名人
クリント・イーストウッド、ニキ・ラウダ

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