【SCOOP!】デビュー10年目で3代目エスティマがビックマイチェンか!?

ホンダのオデッセイを意識して「トヨタの天才タマゴ」が変身!

「トヨタの天才タマゴ」と呼ばれたエスティマは、現行モデルとなる3代目が2006年に登場。エクステリアは初代から継承した卵型の丸みを帯びたスタイルを採用しながらも、より精悍なイメージに。インテリアは直線基調のデザインが採用された。WEB CARTOP

パワートレインは2.4リッターガソリンとV型6気筒3.5リッターを設定。ちなみにV6エンジンは、国産ミニバン&FFモデル初の280psモデルである。半年後にハイブリッドモデルが追加され、先代モデルから動力性能と燃費性能を大きく引き上げた。

以降2回のマイナーチェンジ(2008/2012年)と一部改良などで熟成を図ってきたが、ミニバンの東西の横綱格のアルファード/ヴェルファイア、ヴォクシー/ノア/エスクァイアが世代交代をするなか「このままフェードアウトか?」といわれていたが、じつは現在もコンスタントに販売台数を稼いでいる実力派でもある。今年でデビュー10年目を迎えるエスティマが何と2016年6月にビックマイナーチェンジを行なう。

エスティマの強みのひとつであるエクステリアはフロントマスクを中心に大きく手が加えられている。口を大きく開けた最新のトヨタフェイスで、プリウスαに似たデザインである。ちなみにエンジンフード、グリル、フェンダーはもちろん、LEDのヘッドライト/リヤランプなどはすべて新設計となっている。

インテリアはエクステリアほどではないものの、インパネまわりを中心に大きく変更され、合皮採用のインパネアッパー部や最新の大型ナビ対応のセンタークラスター、静電タッチパネル、新デザインのステアリングやドアトリム、スイッチベースなども採用されている。また、トヨタ初となる「360度ぐるりとUVカット」を実現している。

WEB CARTOP

メカニズムに関しては、3.5リッターV型6気筒がラインアップから消え、2.4リッター直列4気筒とハイブリッドの2本立てに。ボディやサスペンションの変更/改良がないのは残念だが、新たに衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスC」が全車標準設定されている(従来はミリ波レーダー式プリクラッシュセーフティシステムが上級グレードのみOP)。

ちなみにグレードはガソリン/ハイブリッドともにエアロ仕様の「アエラス」のみとシンプルな構成だ。ただ、このタイミングでのビックマイナーチェンジを実施する理由は? すでに次期エスティマの開発は進められているが、TNEGAを採用する関係で、まだまだ熟成に時間が必要なのだろう。また、ボディサイズやキャラクター的にライバル関係となるハイブリッドが追加されたばかりで、これもホンダ・オデッセイも強く意識しているはず!?

10年目となる「トヨタの天才タマゴ」は、まだまだ健在だ!!


新着情報