【今さら聞けない】クルマに溢れるアルファベット3文字用語「A&E編」

【今さら聞けない】クルマに溢れるアルファベット3文字用語「A&E編」

同じ機能でもメーカーによって呼び方が違う場合も

 自動車のカタログや専門誌、ウェブ記事などを見ていると、アルファベット3文字の似たような専門用語が出てくることは珍しくない。その中でも、アルファベットの並びが似ていて、さらに使われる文脈も近しい、Aではじまる3つの専門用語と、Eではじまる3つの専門用語をピックアップしてみた。あなたは、これらをひと目で見分けることができるだろうか。

【Aからはじまる3つの専門用語】

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)

 ブレーキペダルを強く踏んでしまい、停止していないのにタイヤがロック(止まって)してしまうと、制動距離が伸びてしまう。それを防ぐために、自動的にブレーキの効きを適切に弱め、最大の制動能力を引き出すための電子制御デバイス。

webcartop_3文字06※ABSの効果によりフルにブレーキを踏んだまま障害物を避けられる

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)

 高速道路などで、先行車を認識、その速度に合わせて自車のスピードをコントロールする機能。「追従クルーズコントロール」と表現されることもある。対応速度によって分類されるが、停止まで対応できるものを「渋滞対応ACC」と呼ぶことが多い。広義の自動運転テクノロジーとして将来的な普及と発展が期待されている。

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ASV(アドバンスド・セーフティ・ビークル)

 レーザーレーダー(LIDAR)やミリ波レーダー、カメラなどを用いて前方の様子を認識。必要であればクルマを減速・停止させる衝突被害軽減ブレーキに代表される先進安全技術を搭載した自動車のこと。自動運転ではなく、あくまでもドライバー支援の視点から進化している技術という見方もある。

webcartop_3文字22※画像はダイハツのスマートアシスト

  

【Eからはじまる3つの専門用語】

ECU(エンジン・コントロール・ユニット)

 文字通りエンジンを制御するためのコンピュータユニットを指す三文字。大昔、燃料供給がキャブレターだった時代には存在しなかったパーツだが、現代に求められる燃費や環境性能を実現するために、高性能化している。

webcartop_3文字_ECU※写真はSTIのスポーツECU

EGR(エキゾースト・ガス・リサイキュレーション)

 日本語では「排気再循環」。エンジンから出た排気を、専用通路を使ってふたたび吸気させることで、効率をアップさせようという技術。排気と燃料を燃やすというよりも、不活性ガスとして位置づけポンピングロスの低減に利用したりしている。排気を取り出す場所により高圧EGR、低圧EGRといった違いもある。

webcartop_3文字21※写真はマツダ1.3リッターSKYACTIV-GのEGR

ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)

 日本語では「横滑り防止装置」と呼ばれるESCは、各種センサーによりクルマの姿勢が乱れそうな状況を把握すると、各輪のブレーキを独立して制御、さらにエンジン出力もコントロールすることにより、姿勢を安定させようとする技術。各メーカーにより呼び名が異なる(ESP、VDC、VSC、DSC、VSA、DSCなど)ため、早期の統一が求められる。

webcartop_3文字20※画像はダイハツのVSC作動効果を示したもの

  

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