マツダ車の販売台数は前年同月比で約半分に減少!
2014年以降、マツダがディーラー改革を進めている。そのシンボルといえる黒基調の落ち着いた雰囲気の店舗は、国産メーカーなのにおいそれとは入りにくい……と言われることもある。果たして、マツダは国内販売店に何を求め、どこを目指しているのだろうか。
![webcartop_マツダディーラー06](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2016/07/a4644221b92ea0a1185b0e5318ccfe9b-680x454.jpg)
その前に、直近のマツダの国内販売について見ていく必要があるだろう。日本自動車販売協会連合会の発表データには、マツダの厳しい状況が現れている。「魂動デザイン」や「SKYACTIVテクノロジー」によってクルマ好きから高い評価を受けているマツダ車だが、2016年に入ってから、さっぱり売れていない。
![webcartop_マツダディーラー07](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2016/07/612adc7823997aa05fb26cf484e6ff05-680x454.jpg)
2016年6月の販売台数は、普通車(3ナンバー)が4918台で前年同月比49.4%、小型車は4244台で同61.6%。合わせて9162台で同54.4%と、ほぼ半減しているのである。ちなみに、レクサスの販売台数は4557台(普通車のみ、前年同月比110.2%)だから、マツダの3ナンバー車のスケールは、レクサス並といっていい。
![webcartop_マツダディーラー04](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2016/07/2ff4aeba4ffce183a8044d0424c042c7-680x453.jpg)
これほどセールスが落ち込んでいるのだから、ディーラー改革を進めている場合ではないと思うかもしれない。だが、マツダとレクサスの3ナンバー車の販売台数が近しいというのは、マツダの進める「黒基調の高級感あるディーラー店舗」を理解するヒントになる。
![webcartop_マツダディーラー05](https://www.webcartop.jp/wp-content/uploads/2016/07/461476f40754cae72281f75adc489f7f-680x462.jpg)