【コレでおさらば】夏の車内暑さ対策はコレだ! (2/2ページ)

正しい使用方法を守ればアイテム系も使える

  

・冷却スプレー

 熱々の車内の温度を一気に下げるアイテムとして、注目を集めているのが、「車内用冷却スプレー」。シューっと車内にスプレーするだけで、10度ぐらい室内温度が下がったというデータもある。

 しかし、可燃性ガスのLPGが成分に入っていて、スプレー後は火気厳禁。当然のことながら、夏は「車内放置厳禁」。消臭抗菌効果も期待できて、価格も手ごろ(1回5秒噴射で約20回=420ml、約1000円)なのだが、常時クルマの中に置いておけないとなると、ちょっと出番が限られる……。

WEB CARTOP

・ドアの開閉

 裏技の定番(?)。助手席側の窓(できれば後部座席)を開けて、運転席のドアを4~5回開け閉めする冷却法。道具も準備もいらず、50度以上に熱せられた室内温度を、数秒で外気と同じぐらいの30数度にまで下げられる。覚えておいて損のない熱対策だ。

・デンソー クール&ウォームクッション

 あの電装が開発した製品で、シートの下についているファンが、エアコンから出る冷風をクッション内に取り込み、座面や腰まで空気を送ってムレを低減するクッション。取り付け固定も簡単で、冬は座面にレイアウトされたヒーターで温かい。

 オールシーズン使えるもので、実勢価格は1万円前後(オープンプライス)。オプションのACアダプターを使えば、クルマの車外以外のオフィスや自宅のイスなどにも利用できる。

出展:デンソーHPより
出展:デンソーHPより

https://www.denso.co.jp/ja/products/aftermarket/accessories/cwc/

・車用換気扇 /カーソーラーファン

 窓の上部に挟み、太陽電池で換気扇を回して、高温になった車内の空気を、排出するというシロモノ。3000円前後のものが主流だが、セーフティ機構付きパワーウインドウが付いている自動車には使用できなかったり、曇りの日や、日陰、スモークフィルムを貼った窓などでは、使えなかったりと、評判は今ひとつのものが多い……。WEB CARTOP

・その他

 なるべく日陰に駐車する。購入時に濃色車を避け、白系のボディカラーを選ぶ。窓をちょっとだけ開けて駐車する(盗難、いたずら、虫の進入などのリスクあり……)などもあるが、やれることは限られている。WEB CARTOP

 車内温度を下げる暇なく出発しなければならない時は、窓を全開、エアコンも外気導入で全開にして、3分ほどそのまま走り、熱気を追い出してから窓を閉めてエアコンを内気循環にし、適切な温度設定にするというのもひとつのコツ。あの手この手で、少しでも快適な夏のカーライフを送ってください。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
趣味
-
好きな有名人
-

新着情報