【今さら聞けない】高速道路走行前はタイヤ空気圧を上げるって本当?

【今さら聞けない】高速道路走行前はタイヤ空気圧を上げるって本当?

速度よりも重量に合わせて空気圧を調整すべきだ

 かつて高速道路を走る前にはタイヤ空気圧を高めにすることが推奨されている時代はあった。というのは、空気圧不足で高速走行を続けているときにタイヤがウネウネと変形してしまうスタンディグウェーブ現象が起き、最終的には走行中にバーストしてしまうという事故が多く起きていたからだ。その対策として高めの空気圧が推奨されていた。web-cartop

 しかし、現在のラジアルタイヤであれば高速道路だからといって空気圧を指定よりも高める必要はない。もちろん、指定より低ければバーストの危険性は高まるが、指定の空気圧であれば一般道よりも高くする必要はない。web-cartop_201

 また、最近のクルマは燃費性能を考慮して、デフォルトでかなり高めの空気圧(230~250kPa)となっているので、それ以上に高くするのは、ハンドリング面でのネガも考えられる。舗装路を走るのであれば、指定空気圧を守るというのが大前提である。WEB CARTOP

 しかし、舗装路であっても空気圧を高めることが推奨されているケースもある。一部の輸入車などに見られるが、乗車人数や荷物積載の多少によって空気圧を変えるように取り扱い説明書に書かれているクルマもあるのだ。たとえば、標準空気圧が250kPaだとして、5名のフル乗車で荷物満載状態では270kPaまで上げるように指定されているケースがある。WEB CARTOP

 これは考えてみれば当たり前のことで、タイヤというのは注入された空気量(エアボリューム)によってクルマを支えている。つまり乗員や荷物によって大きく荷重が増えたときには空気量によって対応することは自然な話だ。WEB CARTOP

 もっとも、通常は乗車人数の違いなども考慮した上で、標準空気圧が決まっているから、よほどのことがない限りは、指定空気圧を超えて注入する必要はないだろう。

 なお、タイヤの指定空気圧は、運転席ドアを開けたBピラー部分や、フューエルリッドの裏側などに貼られたデカールに書いてある。タイヤの空気は自然に抜けるものだから、ガソリン給油時毎など、定期的にチェックしておくことが重要だ。WEB CARTOP

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