新井敏弘グローバルラリークロスで出火! 「焼き豚になるところだった」 (2/2ページ)

新井選手はマシンから出火して厳しいスタート

 新井選手は、このレースウィークに入る前にほんの少しだけ練習をしたということだが、初日実際のコースを走行しての感想は「クルマが特殊すぎて、もう少し慣れないと厳しい」というもの。

 1300㎏の車重に対して600馬力近い出力のエンジンという車両に対しては「自分が乗っているリッターバイクに似ている」とコメント。タイトコーナーの処理の仕方には苦労をしているようだ。さらに、「ノーズが入りにくい」と柔らかすぎるサスペンションにてこずっている様子であった。

grc007しかし、走行2日目となったレース1決勝日、新井選手はデフに手を加え、さらに乗り方も変えて、マシンとコースに慣れてきたといいながら調子を上げてきた。

 新井選手はヒートレース1を無事に走り終え、そしてヒートレース2へ進出。しかし、そのヒートレース2で、出走直後にエンジン周辺より出火。新井選手はすぐに車両を止めたため、選手本人には問題はなかったもののヒートレースはリタイヤ。結局レース1への進出は叶わず、であった。

wrx-sti-88_08出火はしたものの、エンジン及びハーネス類の交換作業でマシンの修復は完了するということで、スタッフの懸命な修理により、翌日曜日の練習走行セッションからは出走が可能となるだろう。レース2への進出を期待したい。

grc009grc010ちなみにレース1は、非常にアグレッシブな戦いが繰り広げられ、観客も大いに盛り上がった。

grc008結果は、VWビートルの#41 スコット・スピード選手(USA)が優勝。シリーズタイトルの行方は、レース2に持ち越されることとなった。


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