【今さら聞けない】カーエアコンの悪臭の原因と対策

まずはフィルターの定期的な交換を行う

 今やエアコンは年中使用する、欠かせないものだ。それだけに負担は大きいが、使用していくにつれて、だんだんと悪臭がしてくることもある。なんとも言えないすえたニオイで、雑菌の温床でもある。もちろん不快なだけでなく、健康にも悪いとされている。

webcartop_11

 悪臭の原因はインパネ内部にあるエバポレーターと呼ばれる部分に溜まった汚れやゴミが腐敗するのが原因。このエバポレーターは家庭用のエアコンで言うと、室内機にあたるもので、フィンの間に汚れは溜まりやすい構造になっている。

 これを防止するために、最近のクルマはエバポレーターの前にフィルターを装着して、ゴミの侵入を防いでいるので、昔ほどは悪臭もひどくなくなってきているのは事実だ。

webcartop_08

 フィルターレスのエアコン内部を暗視鏡を入れて見てみると、枯れ葉や虫などが山盛りというのも珍しくはなかった。もちろんこれが腐敗するのだが、取れた湿気でブヨブヨになるので、悪臭が発生して当然な構造ではあった。

 ただ、フィルターが付いて問題解決というわけではない。まずフィルターをくぐり抜けて、ゴミはどうしても入ってしまう。またフィルター自体にゴミが溜まった、そこで腐敗してしまうこともある。

webcartop_04

 だから、フィルター(正式名称はポーレイフィルター)の定期的な交換は必須。またフィルター自体に活性炭を練り込んだ対策品や後付けのわさびを主成分にした防臭剤もあるので、気になる人にはオススメだ。

webcartop_02

 それでも落ちないという場合は、エバポレーター自体の洗浄をするしかない。小さな穴を開けたりして、内部に直接クリーナーを注入して洗うもので、メーカーによってはディーラーで行なってくれるので、試してみてはどうだろうか。

webcartop_09


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報