【意外と知らない】クルマに貼られた「あのステッカー」剥がしていい? (2/2ページ)

罰則はないが表示義務のあるステッカーも

③保管場所標章(車庫証明のステッカー)

 一部の地域を除き、クルマを購入するときに必要なのが保管場所を確保することだ。そして、その保管場所を確保してあることを証明するのが保管場所標章である。

 この保管場所標章は自動車の保管場所の確保等に関する法律の中に「保管場所標章の表示は、当該保管場所標章を当該自動車の後面ガラスに、当該保管場所標章に表示された事項が後方から見やすいようにはり付けることにより行わなければならない。」と記載されている。つまり、表示することが法律で義務付けられているのだ。

 ただ、なぜかこの保管場所標章を貼っていなくても罰則がない。といっても法律で義務付けられている以上、貼らなくてもOKというわけではないので、無用なトラブルを防止するためにも貼っておきたいところだ。なお、余談だがこのステッカーはキレイに剥がすのがかなり大変。中古車を購入して貼り替えを経験した人であればお分かりいただけるのではないだろうか。

④低燃費/低排出ガス認定ステッカー

 エコカーなどを中心にリヤウインドウに貼られているのが、低燃費/低排出ガス認定ステッカーだ。ダブルで貼られることも多いため、リヤウインドウで妙な存在感を放っているこのステッカーだが、このステッカー類は剥がしてもまったく問題がない。

 もちろん貼っていないからといってエコカー減税などが受けられないなどのデメリットも皆無だ。

 ただ、このステッカーは長期間貼られることを考慮してかなり高耐久に作られているため、キレイに剥がすのはなかなか難しいので注意が必要。ステッカー剥がしなどのアイテムを用意して臨むのがいいだろう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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