【ニスモの新戦略】ロードカーの拡大と旧車用パーツの再生産などを発表!

コンプリートカー販売の拡大を軸にニスモブランドを強化

 日産車のモータースポーツ活動などを担ってきたニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(以下、ニスモ)は、ニスモ・ロードカーシリーズの事業拡大など、新戦略の発表を行なった。

 ニスモのロードカーは、マーチニスモから始まり、現在国内ではGT-R、フェアレディZ、ノート、ジュークと展開している。従来の設定車種に加えてSUVやその他の設定車種を増やすほか、北米や欧州での販売比率を増やし、2022年には設定車種を現在の7モデルから倍以上、販売台数も10万台以上に増やしていくという。

 これまでのニスモロードカーに加え、動力性能をアップさせたハイパフォーマンスモデルや、エアロパーツやアルミホイールといったパーツを充実させた、ラインオプション(パーソナライゼーション)仕様も設定する予定だ。

 また、日産の特装車部門として魅力的なモデルを生み出してきたオーテックジャパン内に、ニスモ・カーズ事業部を設立。日産自動車、ニスモ、オーテックなど日産グループ会社から50名が派遣されて組織される。ニスモロードカーの企画・開発のほか、ディーラーネットワークの整備やドライビングスクールなどのイベント開催など、ニスモロードカーに触れられる機会も増やしていくとのこと。

 さらに、ニスモロードカーのほか注目したいのが、ヘリテージ・パーツ・プログラムだ。

 日産を代表するスポーツモデルであるR32GT-Rは、日本国内のみならず海外でも人気の高い車種なのだが、生産終了から23年ということで、補修部品をはじめとした純正部品も生産終了となっていることが多い。これらのパーツを再生産し、供給体制を整えていくというプログラムだ。

 2017年秋の販売を予定しており、まずはR32GT-R用から立ち上げ、対応車種は順次拡大していく予定だ。 ニスモフェスティバルといったイベントも継続して開催していき、よりディープにニスモワールドを堪能していけるはずだ。


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