【意外と知らない】タイヤ交換時に守るべき点5つ (2/2ページ)

新品タイヤに交換直後「いきなり全開」はNG

④空気圧を守る

 運転席のドアを開けたところにあるステッカーに表示されているので、これを守る。日本車は基本的にはひとつしか指示がないが、輸入車は一般道と高速道路、さらに乗員数でも空気圧を変えるように指示がなされている。それだけ空気圧は大切なもの。そもそも点検をしたことがない、というのは論外だ。給油時でいいので、1カ月に1回は空気圧をチェックしよう。

タイヤ交換

⑤慣らしをする

 タイヤも慣らしが必要なのだ。いわゆる皮剥きというもので、表面の硬いのが少し磨耗するとゴムのフレッシュなところが表面に出てきて、所定のグリップが確保できるようになる。ここまでは知っている人も多いだろうが、さらに別の目的がある。大きなのは内部の繊維の慣らし。タイヤ交換

 タイヤの内部は編み込まれた繊維が入っているが、徐々に力をかけてやることで、柔軟性を確保してやるのだ。実際、しなやかになってタイヤは少し大きくなる。この過程で発熱もしやすくなるので、抑え気味に走る必要がある。タイヤ交換

 そのほかホイールとの馴染みや、ドライバーの慣れなども慣らしの目的のひとつだ。いずれにしても、シビアに走る必要はないのだが、急が付く動作は避けたり、大きな荷重をかけないようにするだけでいい。タイヤメーカーの組合では乗用車での慣らしは80km/h以下で100キロ以上走行と定めていて、カタログにもちゃんと載っている。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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遠藤ミチロウ、岡江久美子

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