トヨタ・ハリアーに走り系の2リッターターボ搭載モデルが登場! (1/2ページ)

全グレードエクステリアをより精悍に

「WILD BUT FORMAL」のキャッチコピーで知られる高級クロスオーバーSUVのパイオニア、トヨタ・ハリアー。国内専用車として2013年11月にデビューした現行3代目としては初のマイナーチェンジが実施された。トヨタ・ハリアー

今回のマイナーチェンジ最大の目玉は、231馬力/35.7kg-mを発する2リッター直4直噴ターボエンジン「8AR-FTS」搭載モデルが追加されたこと。 ツインスクロールターボチャージャーと、可変角を拡大した「デュアルVVT-i(吸気側VVT-iW)」を組み合わせるとともに、ターボエンジン用に制御を変更した直噴機構「D-4ST」を採用し、1650rpmから4000rpmまで最大トルクの35-7kgmを発生。

また、マニュアルモード付きの6速ATを搭載し、加速性能を高めている。 さらに、ターボ車専用装備として、前後にパフォーマンスダンパーを装着してロール剛性を高めたほか、走行制御モードスイッチにスポーツモードを追加した。

外装には、切削光輝+ダークグレーメタリック塗装18インチアルミホイール、スモーク調メッキ加飾ヘッドランプ、専用フロントグリル、カーボン調エアロスタビライジングフィンを装着。

 室内も、ブラック×レッドのウルトラスエード+合成皮革シート表紙、メタルカーボンシフトパネル&ドアスイッチベース、レッドステッチ×ディンプル加工入り本革巻き3本スポークステアリングホイールでコーディネート。その高性能にふさわしいスポーティな内外装とハンドリング性能を備えている。

そして従来からの2リッターガソリン車、2.5リッターハイブリッドモデルも含め、ハリアーの全グレードが進化している。 エクステリアは、アッパーグリルが薄く、ロアグリルがワイドになり、空力、冷却、歩行者保護性能を考慮したことをより強調したデザインへと進化。

リヤコンビネーションランプを赤色の面発光とし、夜間の存在感をさらにアップさせた。 さらに、LEDヘッドライト装着車に、16灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光るシーケンシャルターンランプ、ヘッドランプ点灯時にウインカー操作やステアリング操作と連動して点灯するLEDコーナリングランプを追加。

そのほか、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」、電動パーキングブレーキを全車に標準装備し、インテリジェントクリアランスソナーの機能を強化するなど、安全性を大幅に高めている。

さらに快適装備も充実が図られた。T-コネクトSDナビゲーションシステムのディスプレイを9.2インチに拡大したほか、パワーバックドアに予約ロック機能と開度5段階調整機能を追加。ハリアーを象徴する鷹のエンブレムが映し出されるドアミラー足元照明を、最上級グレード「プログレス」に標準装備した。

加えて、プレミアムナッパ本革シート、運転席・助手席快適温熱シート+シートベンチレーション、運転席オートスライドアウェイ機能、ピアノブラックドアスイッチベース、アルミへアラインシフトパネル&フロントコンソールをセットにした「メタル&レザーパッケージ」を、「プログレス」および中間グレード「プレミアム」に設定している。 ボディカラーは新色のダークレッドマイカメタリック、ダークブルーマイカメタリックを含む全6色。価格は2,949,480円~4,953,960円。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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