【スバル360でアメリカ4000kmを激走】国沢光宏のグレートレース参戦記その4 (2/2ページ)

なんとサーキットも! トラブルはあるも3日目も無事完走

マーフリーズボロで遅めのランチを手早くすませた国沢さんと小島さん。後半のレグ4/5はそれぞれ17秒と23秒、規定タイムより早いという結果になったが、不調を抱えるなかでは上出来といえるだろう。

そして今日の最終地点、ボーリンググリーンのゴール地点に行く前に、NCM(National Corvette Museum)モータースポーツパークという場所に行くように、コマ図に記されていた。じつはボーリンググリーンにはシボレー・コルベットの組み立て工場があり、コルベットのミュージアムのほか、サーキットなどを備えた施設があるのだ。

国沢光宏

サーキットに入る前に、なぜか誓約書にサインを求められる。そして促されるまま進むと、コースに入って一周してから出てください……との指示。なんとサーキットを1周してからゴール地点に向かうというルートになっているのだ。ただし移動区間のため、成績には関係なし(笑)。思わぬところで国沢号がサーキットデビューを果たしたのだ。

国沢光宏

再びエンジンの不調に見舞われた国沢号だが、3日目もなんとかゴールまで到着。いつものように歓迎を受け、いつものようにホテルに戻り、いつものように喜多見さんによる出張整備がスタート。今日は主に足まわりや駆動系パーツを中心としたメンテナンスを行うとのこと。緩んでいるところがいくつもあったということで、やはりこの時代の日本車が短期間で長距離を走るというのは過酷なことなのだ。

国沢光宏

9日間に渡るグレートレースも、全体の3分の1が終了。1000kmくらい移動してきたから、東京から福岡までと同じくらいの距離を走ってきたことになる。明日からはいよいよ中盤戦。インディアナ州のフランクリンまで向かうことになる。不調でデイリタイアする参加車も出てきているなか、果たして国沢号は生き残ることができるのだろうか!?

国沢光宏


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