ウエット性能と静粛性が進化したヨコハマの新スタッドレス「アイスガード6」が9月1日発売!

得意の氷上は当然のように進化させている

横浜ゴムの乗用車向けスタッドレスタイヤ「アイスガード」が世代交代。「アイスガード6」へと生まれ変わり、9月1日より順次発売される。ヨコハマ アイスガード6

「アイスガード5」の後継モデルとなる「アイスガード6」は、除雪技術の普及や気温上昇による道路環境の変化を受け、アイスガードの基本コンセプト「氷に効く」、「永く効く」、「燃費に効く」に、新たに「ウエットに効く」を加えて開発されている。

トレッドパターンはイン側を氷上、アウト側を雪上性能に特化させた非対称パターンを継承しつつウエット性能もアップ。とくにイン側に、幅広リブとハの字型サイプを組み合わせ、エッジ効果と接地性を向上させることで、氷上グリップ性能を強化した。

さらに、斜め方向のグルーブに横方向のグルーブを組み合わせた「ダブルマイクログルーブ」を新開発し、装着初期から優れた氷上性能を発揮するよう改良。センター部の四段立体サイプと端部のディンプルを組み合わせた「クワトロピラミッドディンプルサイプ」も用いることで、ブロック剛性を高めつつ排水性をアップし、摩耗が進行した際のエッジ効果低減も抑えている。

コンパウンドには新開発の「プレミアム吸水ゴム」を採用。ゴムに配合した「新マイクロ吸水バルーン」の分散を均一化し、氷上で滑る原因となる氷表面の水膜の吸水効果を向上させた。 シリカの配合を増量するとともに、均一分散を促進する「シリカ高反応ホワイトポリマー」を新たに採用し、路面への密着性を高めることで氷上性能とウエット性能をアップ。

スタッドレスタイヤ用に開発した「オレンジオイルS」も配合して、経年劣化後もタイヤのしなやかさを保ち氷上性能を長期間維持することを可能としている。

これらの技術により、「アイスガード5」に対し氷上制動性能を15%、ウエット制動性能を5%高めたほか、性能の持続性と低燃費性能も同等レベル以上を確保。静粛性にも配慮して、パターンノイズを33%、ロードノイズを25%低減した。

サイズは265/35R19 94Qから135/80R13 70Qの全95種類、価格はオープンプライス。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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