このご時世にV10エンジン搭載計画! イケヤフォーミュラの野望とは【東京モーターショー2017】

排気量こそ4リッターだがかつてのF1ライクなエンジンを予定

 東京ビッグサイトで開催されている第45回東京モーターショー2017に出展したIKEYA FORMULA(イケヤ フォーミュラ)が、一般公開前のプレスデー2日目となる10月26日に、プレスカンファレンスを行った。

東京モーターショーこのプレスカンファレンスでは、4つの商品が紹介されたが、その最初にアンヴェールされたのが「IF-02RDS」と名付けられた1台のロードゴーイングスポーツカー。さかのぼること4年前に同じ東京モーターショーで出展したマシンの進化版(名称は同じ)だ。

東京モーターショーこのIF-02RDS。今回は、数日前に公道走行のため、組み立て車両として認証を取得し、ナンバーを付けた状態での出展となった。搭載しているエンジンは、2リッター直列4気筒エンジン(ホンダ・インテグラに搭載されていたK20型)である。

東京モーターショーしかし、このプロジェクトの次の将来的な姿は、「古き佳き時代のF1エンジンを作って、積んで、走って、感動する」ところにあるということで、自社開発のV型10気筒エンジンを搭載を予定。そして、この会場でもV10エンジン「IF-V10E」のプロトタイプがお披露目された。国内には当時のF1エンジンの開発者いる、ということで、このIF-V10Eはイケヤフォーミュラのオリジナル。ロードゴーイングカーとして普通に走ることを苦にしないように、ということで、排気量を500ccアップの4リッターのV10エンジンとなる予定だ。

 もちろん、今回お披露目されたこの車両には収まらないため、将来的な姿はここから変更となる。今回のナンバー取得も、この形状の車両でも公道走行が可能であることを含め、今後のためのさまざまな確認のための取得であるという。

東京モーターショーこのV10エンジンに組み合わせるミッションは、もちろん同社が得意とするところで、日本を含め各国で特許を取得しているシングルクラッチ・シームレス・ドグミッション「IST」を投入する。歯車の組を切り替える際に生じる息付きを、巧妙でかつ単純なメカニズムでシームレスに伝達力を伝えることができるミッションだ。

東京モーターショーまた、同時に“元気で楽しく走る”デリバリー3輪車(多目的用電動トライク)となる「IF-T1」も発表された。


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