名前の復活だけが注目じゃない! 新型ホンダ・シビックの内外装のコダワリをすべて紹介 (3/3ページ)

ハッチバックには世界初の左右巻き取り式トノカバーを採用

 グローバルスタンダードを目指すシビックは、実用性の点でも抜かりはない。ローフォルムなスタイリングでありながら、トランクスペースの容量は大きく、使い勝手もいい。シートアレンジのギミックなどはなく、オーソドックスな6:4分割可倒式リヤシートながら、必要最低限の機能・装備を備えているといえるだろう。

 セダンは、車幅の大きさを活かし大容量トランクスペースを実現した(電磁オープナー仕様)。また、クーペフォルムのボディによりトランク後方部分の荷室高さを大きく確保できたため、セダンでありながら後席を立てた状態で519L(VDA値)とワゴン並みの大容量をマーク。ゴルフバッグを難なく4つ収納できる。

 トランクスルー時にも荷物の出し入れがしやすく、トランクスルーなしでも1m以上の奥行き寸法が取れるので、大型のスーツケースも収納できる。トランクルームから後席を倒すときは、シート倒しレバーを操作する(トランク左右にある)。レバーを引き、後部座席側から倒す仕組みだ。

 ハッチバックでは、シートを立てた状態で420L(VDA方式)の容量。積載できるゴルフバッグが3個と、ややセダンよりは少なくなるが、セダンよりも荷室の高さがあるので積載パターンは多彩だ。

 世界初という左右巻き取り式のカーゴエリアカバーも便利。荷物を持ったままでも片手でラクラク操作(収納・展開)でき、ラゲッジの右側にも左側にもセットできるので、積載する荷物に応じて使い分けられる。

 また、ハッチバックにはトランクの左側にアクセサリー電源が設置される。カーゴフックやタイダウンフックと合わせ、使い勝手がいい。「シビックはチャレンジングなDNAを持っていなければいけないクルマ」と開発陣が語るように、世界の同クラス車と較べても遜色ないレベルと言えるだろう。


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