新型ホンダN-BOXはライバルにどこ勝っている? スーパーハイト軽4台比較 (1/4ページ)

スーパーハイトモデルはN-BOXが先駆者的存在

 ホンダN-BOXの登場以来、自動車社会における軽自動車のポジショニングは一変。それまでの軽自動車といえば車両価格や維持費の安さから、パーソナルな利用ができるクルマとして認知されている。スズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴといったクルマが家族に選ばれるようになり、軽自動車の位置付けを変える兆しを見せた。その軽自動車がファミリーに最適なクルマだと認知させたのは、N-BOXをはじめとしたスライドドアを備えたスーパーハイトワゴンだと言っていいだろう。

 現在、販売されているスーパーハイルーフタイプは6車種ある(OEMを除く)が、そのうち3台が軽自動車販売ランキングトップ10の上位に名を連ねている。そのなかでN-BOXは他を圧倒する売れ行きで、累計台数が12万台超という数字は同クラスはもちろん、プリウスやアクア、ノートといった登録車のベストセラーをも凌駕している。しかも5月の時点でモデルチェンジが事前に告知がされていたにもかかわらずトップを譲らなかったことも、N-BOX人気の高さを裏付けている。

 売れているだけに、モデルチェンジで大胆な変更は難しかったはずだ。しかし新型をつぶさにチェックしていくと、市場で支持されていた能力はブラッシュアップされ、さらにライバルを研究した跡も垣間見られる。長らくトップに君臨しながら、それに甘んじることなく徹底して磨き上げられていることを鑑みると、従来型と同様に売れ筋になるのは間違いないはずだ。

 では、N-BOXはどんなところが優れているのか? ライバル3モデル4車種と比較していこう。


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