その場所! その方法! 本当に適切? 納得のいかない警察の交通違反取り締まり3選 (1/2ページ)

違反する方が悪いものの違反を未然に防ぐのも警察の役目では……

 子どもの頃、警察官は正義の味方として頼もしく思っていた人は多いだろう。しかし、大人になると警察官に対していいイメージを持つ人はグッと少なくなる。その原因のひとつとして、警察が交通取り締まりを受け持っていて、多くのドライバーが納得のいかない取り締まりを受けたことがあるためだと考えられる。実際周囲の人間からそういった声を聞くことも多い。

交通違反で捕まったときに収める反則金は、年度の初めに予算があらかじめ決められており(平成26年度で、701億円!)、現場の警察官はそのノルマを達成するためもあり、ときに理不尽に思える取り締まりも実施しているというのが現状だ。

1)速度取り締まり

 その際たるものが実際の道路状況にそぐわない低い速度制限を設け、実勢速度と制限速度に大きなギャップがある、見通しがよく交通量も少ない道路で行う、通称ネズミ取り

 普段わりとハイペースで飛ばすドライバーほど、ネズミ取りには敏感なので、郊外のネズミ取りで捕まっているのはいつもは交通違反と縁のなさそうな善良そうなおじさん、おばさんが多かったりする……。

 実際に制限速度をキッチリと守っていれば、捕まることはないのだから、捕まったほうが悪いというのは当然だ。だが、現実問題として速度違反をする人は相当数いて、警察だってすべてを取り締まるのは不可能。それならば、子どもたちの通学路で通学時間に行うなど、より安全を重視すべき場所で取り締まりを行うべきなのではないだろうか?

 残念ながら、ネズミ取りは、前述のとおり、見通しがよく事故が少ない道路で行われていることが多い。これでは取り締まられた人でなくても納得がいかない人も多いだろう。

 また、高速道路でも新東名高速で2017年11月から一部110km/h制限の試行区間がやっと設けられた。1963年に日本で最初の高速道路が開通して以来、半世紀以上も最高速を100km/hに制限されてきたのだが、半世紀でクルマの性能は飛躍的に向上し、また安全性もアップしている。それなのにずっと100km/hであったということは、取り締まりのために速度引き上げに反対してきたと思われても仕方がないだろう。

 警察にはより効果的で安全に寄与する場所で取り締まりを行ってほしいが、制限速度を超えての走行は言うまでもなく違反。守ることはドライバーの義務であることを肝に銘じてほしい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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