トラックだと侮るな! 新型トヨタ・ハイラックスは家族もちが楽しめる完成度 (4/4ページ)

使い方を想像するだけで楽しいオープンデッキ

 ピックアップトラックだけに、荷台は頑丈で、たくさんの荷物を積載することができる。そのまま使うもよし、ラックやボックス、さらにはキャノピーなどを追加して、自分仕様のオリジナルのデッキとして使うのもいいだろう。ハイラックスを乗用車として購入するならば、最大の魅力となるのは「荷台の無限大の可能性」。いったい、ここに何を載せるのか? レジャー専用車で積むものが決まっているという人でも、その積み方に思いを巡らせているに違いない。
トヨタ・ハイラックス

 トラックの荷台なので防錆性能の高い鋼板を使い、頑丈に作られていることはいうまでもない。容積はダブルキャブということもあって、トラックとしては大きいとは言えないが、それでも3ナンバーワゴン車の2倍くらいはある。ただし「オープンデッキ」なので、一般的な使い方をするならば、風雨への対策や走行中の落下防止のため、ラックやバー、あるいはルーフなどを追加する必要はあるだろう。

 荷台はほぼスクエアな形状で、最大積載量は500kg。サビや腐食に強い亜鉛メッキ鋼板を使用しているほか、フロア面は強度向上や荷物の滑りをよくし、排水性を高めるためにリブ加工処理が施されている。サイドパネルのフロア連結部をラウンド形状とし、フロアの端(溶接部分)から左右に5cmほど膨らませた形状とすることで、手を入れたりロープをかけたりといった作業がしやすい。ここはまさにプロ仕様。

 また、荷台の最前部には60mmほどのスペースがあり、ラックボードなどを増設するなどの使用が想定されている。水抜き穴も左右に設置されている。荷物固定などに使うロープガイドはサイドパネルの前後左右、4カ所に設置される。ビス留めなのでフックやバーなどを用途に応じて追加できるなど使い勝手はいい。

 荷台の積載性に関しては、ゲートを開けたときのフロア面は人が乗り込むには少し高いが、荷物を持って積み降ろしするにはちょうどいい高さだ(トラックなので荷物の量によって荷台の高さは変化する)。


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