無意識にやりがち! ボディブローのようにクルマを傷める行為5つ

すぐに違いが出るわけではないが長期で見ると大きな差が付く

 最近のクルマは品質もよくなり丈夫になってきただけに、少々手荒い乗り方をしても傷むことはない。とはいえ機械である以上ストレスはかかるわけで、傷みは着実に進行する。つまり、長く快適に愛車に乗りたいなら、クルマを痛めるような行為は避けたほうがいいということになる。今回は、無意識にやってしまう、5つの行為を紹介しよう。

その1)クルマ止めにぶつけるように停める

 サスペンションというのは、ご存じのように複数のアームをつなげたもので、その関節部分にはゴムのブッシュが使われている。走行時には大きな入力が連続して入るので少々ぶつけて止めても問題ないと思うかもしれないが、入力の角度が通常とは違うので、サスペンションとしては想定外のもの。あまり激しくぶつけるとアライメントが狂うので、ゆっくりと当てるぐらいにしておきたい。クルマを傷める行為

その2)アイドリング

 環境うんぬんは別として、アイドリングはクルマそのものを傷める行為だ。そもそもエンジンはある一定の負荷をかけて、連続運転するのが一番効率がいい。アイドリングは低回転で負荷も低く、エンジンが回りっぱなしの渋滞はクルマに悪いというのはわかっても、同じ行為であるアイドリングではあまり意識しないのが不思議なところではある。

その3)同じところに止めっぱなし

 放置しておくのはよくないことだが、サンデードライバーにありがちな数週間まったく動かさないのもクルマには悪い。直接的に影響があるのが、タイヤだ。同じ部分にずっと荷重がかかるので、そこだけ平らになってしまうことがある。フラットスポットと呼ばれ、走行時に振動が出たりする。

その4)太陽に向けて止める

 これは避けようがない場合もあるが、できるだけ直射日光は避ける。避けられない場合は、リヤを太陽に向ける。もちろん紫外線や太陽熱からのダメージを防ぐためだが、フロントとリヤ、劣化させるならどっちがいい的な判断で、リヤを向けたほうがいい。フロントを向けるとインパネまわりが劣化するし、よく見かけるヘッドライトレンズの劣化も避けられる。

その5)急のつく操作

 これは以前よりよく言われることだが、それだけに定番的かつ最重要禁止行為だ。ちなみにスピードを出さなければいいという人もいるが、スピードは関係なく、あくまでもなめらかな操作が大切だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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