ハイブリッド初搭載! 新型スバル・フォレスターの国内仕様が公開&予約開始

スバル初採用の安全装備も盛り込んだ意欲作

 3月に開催されたニューヨークショーにて初披露となった、スバルの人気SUV新型「フォレスター」。その国内仕様の概要が発表され、先行予約が開始された。発売は初夏を予定している。

 第5世代となる新型は、安全性能を大幅に高めている。注目すべき特徴のひとつが、スバル初となる安全装備「ドライバーモニタリングシステム」の搭載だ。ダッシュボードセンターにあるマルチファンクションディスプレイのバイザーにカメラを設置。ドライバーをモニタリングすることで、居眠りや脇見運転などを監視して安全運転に貢献する。さらに、顔認識することでシートポジションやドアミラーの角度、空調設定などをドライバーに合わせて自動設定してくれる。家族などで乗り換えが必要なときなどに役立つ装備だ。

 また、インプレッサやXVに投入されている「スバル・グローバル・プラットフォーム」を採用。操縦応答性や安定性を大幅に高め、SUVの車高の高さを感じさせないスポーティな走りを楽しむことができる。また、衝突安全性能も大幅に向上。衝突時の衝撃吸収量を大幅に高めることで、乗員の保護性能を高めている。

 注目ポイントのもうひとつパワートレインだ。先代の2リッターから、2.5リッター直噴NAエンジンに変更。そして、もうひとつが2リッター直噴エンジン&モーターアシストのe-BOXERだ。リチウムイオンバッテリーを搭載し、それにあわせてSIドライブの制御も変更。モーターアシストによって力強い加速を味わえる。さらに、4WDシステムのXモードやアイサイトと協調制御することで、悪路走破性や追従走行時の燃費性能を向上させた。

 エクステリアデザインは、ダイナミック×ソリッドというスバル共通のデザインフィロソフィに基づき、SUVらしい力強さと機能性を表現。フロントマスクは、全グレードにLEDのヘッドライト&フォグランプを採用した。現在のスバル車のアイコンにもなっているC型のポジションランプにより、シャープで力強い印象を与えている。

 サイドクラッティングによってホイールアーチの存在感をアピールし、「アドバンス」と「Xブレーク」という2つのグレードの前後バンパー下部には、アンダーガードを採用してSUVらしさを強調するタフさを表現。アドバンスはシルバー加飾、Xブレークはオレンジの差し色で、存在感を際立たせている。

 ボディカラーは新色となるホライゾンブルーパール/ジャスパーグリーンメタリック/クリムゾンレッドメタリックなど全9色を展開する。

 全幅とホイールベースは先代よりも拡大しているが、最小回転半径は先代比プラス0.1mの5.4mに抑えている。低速での取り回しのしやすさと、高速時の安定性を両立するVGRステアリングギヤボックスを採用し、どんな状況でも運転しやすいクルマに仕立てられている。

 室内空間は左右の乗員間に距離とゆとりをプラス。圧迫感の少ない広々とした空間が広がっている。また、ホイールベースが30mm拡大したことによるスペースは、すべて後席空間の拡大に活用。前後席間距離はクラストップレベルになっている。

 ラゲッジルームはスクエアとなり、リヤゲート開口部の最大幅は歴代モデル最大の1300mm。荷物の積み下ろしをしやすくしたほか、パワーリヤゲートの駆動ユニットをゲートステーに内蔵。荷室スペースの犠牲を少なくすることに貢献している。リヤゲートがロックした時点で全ドアも施錠する機能をプラスするなど、利便性も大幅に向上した。

 もちろん、車線中央維持や先行車追従操舵機能ももつアイサイト・ツーリングアシストも標準装備。後退時自動ブレーキなども備え、安全性はクラストップレベルといえるだろう。

 国内発売までもうすぐとなった新型フォレスター。そのほか最新情報などは公式ホームページ(https://www.subaru.jp/forester/forester/)にアクセスして確認してほしい。


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