いつまでも運転で緊張する人が憶えておくべきこと8つ (2/2ページ)

エアコンの調整も大切!

5)手首をゆるめる

 緊張しやすい人は、クルマに乗る前から緊張しはじめ、身体が固まっているケースが多い。そこで、クルマに乗る前に、左右の手首を擦って、手首をプラプラ・プラプラさせてゆるめておく。手首がゆるむと、肩の力も抜けやすくなるので非常に有効。運転中も、信号待ちをしているときに、手を握ったり、開いたりしてみたり、軽く手首をプラプラさせるといい。

6)呼吸を深く

「息」は「自らの心」と書くぐらい、心と密接なかかわりがある。「緊張してきたな」と思ったら、息も浅くなっているはずなので、意識的に深呼吸し、呼吸を広く、深くすることで、緊張をほぐすようにしてみよう。瞬きの回数を意識的に増やすのも効果がある。

7)追走

 運転の肝は、リズムとタイミング。有人、知人、家族などの中から、比較的運転の上手い人に自分の前を走ってもらって、追走しながらちょっとだけ遠出をするドライブをしてスキルアップ。道順などは前走車にお任せして、自分はクルマの操作に集中。前のクルマと同じように走ることで、運転のリズムやタイミングをトレースして、身につけるようにすると、緊張感も薄れていく。

8)その他

 人間は暑くても寒くても身体が固まるので、快適な温度で走るのもけっこう重要(暑さもストレスなので、緊張につながる)。夏場・冬場はエアコンを上手に使って快適な環境を保つこと。エアコンを使う場合は、車内の酸素濃度が下がらないよう、「外気導入」にしておくのもポイント。

 春や秋なら、窓を少し開けて、フレッシュエアを取り込むのも有効。エアコン使用時も、ときどき窓を開けて換気すると、いい気分転換に。音楽は一長一短。運転に余裕がない人は、運転に集中してもらいたいところだが、お気に入りの音楽を静かに流すことでリラックスにつながるのなら、音楽の力を借りるのもよし。
あとは、早朝など比較的交通量の少ない時間を見計らって、同じ道=よく使う道を何度も走って、環境に慣れるのもいい練習。

 可能であれば、(追いついてくる)後続車に道を譲る練習もしておくと、より緊張する場面が減るので、望ましい。緊張したくて緊張する人はいないと思うので、上記のような練習を積んで、心と時間に余裕を持って走るようにしたい。また、「緊張してきたかも」という己の状態を把握するものとても肝要。「緊張してきた」と自覚できたら、コンビニなどで一休みして、リセットするもの安全運転の秘訣だということも覚えておこう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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