モデル末期でも狙い目! 超熟成のいまが買いなクルマ5選

大幅値引きはもちろん走りも色褪せていない

 どんなクルマにもいずれ訪れるモデルチェンジ。新型車がものすごく楽しみなクルマもあれば、現行車に愛着があって、生産中止になるのが寂しいクルマもある。いずれにせよ、モデルチェンジ直前のクルマは、不具合対策も万全で、完成度は高いと言われる。在庫さえ残っていれば大幅値引きも期待できるので、そうしたモデルチェンジが近いクルマのなかで、注目の車種をピックアップしてみよう。

1)三菱デリカD:5

 2007年1月にデビューした三菱デリカD:5は、発売以来根強い人気に支えられ11年。力強さを感じさせるフェイスと迫力あるデザイン。アウトドアに強い4WDのミニバンとしては唯一無二の存在で、ファンが多い一台だが、いよいよ新型にバトンタッチする時期が近付いている。

 新型もコンセプトは継承され、先進安全技術パッケージ「e-Assist」や、改良されたクリーンディーゼルエンジンが搭載されるはずだが、現行モデルにこだわりのある人は、いまのうちにディーラーに相談を。リセールバリューが高いので、現行車オーナーがいまの愛車を売って、最終モデルを新車で買っておくという奥の手も!

2)マツダ・アクセラ

 2019年にモデルチェンジが予定されているといわれているアクセラ。2017年の東京モーターショーに展示された「魁 CONCEPT」がベースで、世界初の「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」を実用化した次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」が搭載される予定。

現行車も質感の高さと快適性、操る楽しさ、そしてデザインの良さも魅力なので、モデルチェンジ直前にセールがあれば、狙い目かも。8月にマイナーチェンジしたデミオも、来年フルモデルチェンジの可能性が高い。

3)トヨタ・アクア

 トヨタのアクアもモデルチェンジが近いと噂されている一台。新世代プラットフォームに、改良された1.5リッターエンジン+ハイブリッドシステムで、燃費はJC08モードで、プリウス以上の45km/Lに届くとか? しかし、現行車でも十分低燃費だし、コンパクトで動力性能もまずまず。カラーバリエーションも広く、ベストセラーになっただけのことはある。

4)BMW Z4

 2009年に登場した第2世代のZ4もいよいよカウントダウン。アドリアン・ファン・ホーイドンクがデザインした流麗なボディと、BMWが磨き上げたFRのハンドリング、そして伝家の宝刀ストレート6(直列6気筒)エンジンを積んだロードスターは、BMWらしい一台。

 来年の初頭に登場するといわれている次期Z4(Z5?)は、トヨタとの共同開発で、復活させるスープラとの兄弟車となる。それはそれで楽しみだが、BMW純血のZ4にこだわるのなら、いまがラストチャンス。

5)メルセデスベンツ Aクラス

 今月4代目が発売になるAクラス。新型はボディサイズが拡大され、AI(人工知能)=インフォテイメントシステム「MBUX」が搭載されるなどと話題になっているが、現行のW176型もスポーツコンパクトカーとしては傑作の部類。

 とくにA45 AMG 4MATICなんて、ボディ、エンジン、ハンドリングともに、バランスのとれた非常にレベルの高いクルマだった。新型もおそらく評判となるだろうが、W176型は中古車になっても人気が下がらないだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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