覚えてない人多数! 教習所の教本以来ほとんど見かけないレアな標識10選 (1/2ページ)

道路標識は約120種もあるので珍しいモノもある

 道路標識は都道府県の公安委員会が設置するものと、道路管理者(国土交通省、NEXCO、地方自治体)が設置・管理するものの二種類がある。いずれも交通安全と円滑を図ることを目的に設けられている。

 日本国内の道路標識は、「規制標識」「指示標識」「補助標識」「警戒標識」を合わせて、主なものでもおよそ120種類。

 なかにはなかなか見かけない珍しいものもあるので、それらをいくつか取り上げてみた。

1)動物が飛び出すおそれあり

 警戒標識はすべて道理管理者によって設置されるが、この「動物が飛び出すおそれあり」の警戒標識は、地方色が豊かで面白い。シカ、タヌキ、ウサギ、サルなどが一般的だが、イノシシやクマもあるし、ウシやキツネなどの標識もある。北海道のエゾリスや徳島県のアカテガニ、沖縄県のヤンバルクイナの標識などはかなりレア!

2)音符

 各地の観光地などにあるメロディロード(路面の凹凸とタイヤの通過音で音楽が過を奏でるように細工した道路)であることを知らせるための標識。なぜか黄色地に黒い音符記号の警戒標識になっている。

3)軌道敷内通行可

 自動車が路面電車の軌道敷内を通行できることを表した指示標識。そもそも路面電車が走っている街が少ない……。

4)並進可

 自転車は本来二台ならんで走ってはいけない。だが、例外的にこの指示看板がある道では並走されることが許されている。

5)環状の交差点における右回り通行/ロータリーあり

 ラウンドアバウト(環状交差点)は、欧米の街中では見かけるが、日本ではかなり珍しい。その環状交差点にある規制標識「環状の交差点における右回り通行」も当然希少だが、この「環状の交差点における右回り通行」の標識と、駅前などに表示されている警戒標識「ロータリーあり」は、けっこうデザインが似ている。もちろん、RX-7、RX-8に対する警戒標識ではない……。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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