女子がべた惚れ! 女子向けじゃないのになぜかインスタ映えするコンパクトカー5選

エクステリアはもちろんスイッチひとつにも可愛さあり!

 女子が思わず「カワイ〜」って笑顔になるポイントって、ホント人それぞれ千差万別。ぬいぐるみみたいなホンワカしたカワイさもあるし、キャンディなどスイーツみたいなカワイサもあるし、色使いのカワイさだったり、小さくても本物感があるってことでカワイイと感じたり。だから自動車メーカーは昔から、女子向けのクルマづくりにはかなり苦労してきてますよね。

 ただ、ぜんぜん女子向けに作ったわけじゃないのに、女子から爆発的に「カワイ〜」って人気が出ちゃうクルマってのも、なぜかあるんです。男子からすると、えっ、そうなの? そこなの? ってクルマもあるかもしれないですね。今回はそんな、デザインで女子が悶絶必至のクルマたちをご紹介しましょう。

1)スズキ・ジムニー

 まずは2018年の大ヒットモデルとなった、スズキ・ジムニー。20年ぶりのフルモデルチェンジで、何がよかったってそりゃもう、いちばんはデザイン! 男子は「女子って丸っこいのが好きなんでしょ?」と思ってるかもしれないけど、じつはカクカクしたクルマが大〜好きって女子も多いんですよ。丸いのはヘッドライトだけでいいんです。しかもジムニーは、もっと大きくて本格的なオフローダーを、ギュッと小さくミニチュアにしちゃったみたいなカワイさもあるときた。

 悪路を走るときに、障害物を避けやすくするためにバンパーの両サイドを斜めにカットしてあるとか、ちゃんと機能に裏付けされたデザインだってところがまた、ジムニーの魅力でもあります。「タフカワイイ」とでも言いましょうかね。ボディカラーもカワイイし、女子が乗ってたらインスタ映え間違いなしでしょう。

2)ダイハツ・コペン

 次はまたまた小さくても本物感がある系のカワイさ、ダイハツ・コペン。3タイプのデザインがあるなかで、やっぱりいちばんカワイイのは丸いヘッドライトのセロですね。外観はもちろん、インテリアがすごく丁寧で上質な作りになっているのも、コペンのいいところ。

 そしてインスタ映えはデザインだけじゃないんです。なんとルーフが約20秒で電動開閉するんですよね〜。前に街中で操作してたら、スマホで動画を撮る人が続出したほど。これは一見の価値ありです。

3)フィアット500

 さて、お次はイタリアからやってきた輸入車、フィアット500です。これはもう、街なかでひと目惚れして買っちゃった、という女子がとっても多いのがその証拠。小さな動物と目があった時みたいな、ズキュンと胸をつかまれちゃう感じなんでしょうか。

 500はインテリアもカワイくて、とくに私が萌えるのはハザードスイッチ。まるで、美味しそうなキャンディみたいなんですよ〜。シンプルな配置のインパネや、シートに入ったパイピングなど、どこを見ても本当にオシャレ。屋根がグシャグシャッと畳まれるカブリオレモデルもあって、それもまたいい雰囲気。定期的に限定のボディカラーも登場するんですが、マンゴーみたいなオレンジとか、キウイみたいなグリーンとか、それも絶対に映えますね。

4)ルノー・トゥインゴ

 もう1台、輸入車からご紹介するのは、フランスからやってきたルノー・トゥインゴ。デザイナーが「パリの街に似合うように」とこだわっただけあって、コロンとしたフォルムなのにどこかクラシカルな雰囲気もあって、存在感抜群。ボディカラーはマカロンみたいなんです。

 そしてインテリアがこれまたカワイくて、シンプルで決して豪華な素材を使ってる訳でもないのに、ちょっとしたスイッチのデザインとか、ボディと同じ色のパネルを少し取り入れるとか、フランス人のセンスが炸裂。

 あ、細かいところでは、スピードメーター内の数字にも注目してくださいね。日本車って数字が20、40、60って偶数ですよね。フランス車は、10、30、50って奇数が表記されてるんですよ。こんなところも、インスタ映えするかも。

5)ホンダN-BOX SLASH

 さあ、最後はまた日本車でシメましょう。外観はあんまりカワイくないんですが、ドアを開けた瞬間に女子はキャ〜ってはしゃぐこと間違いなしの、ホンダN-BOX SLASH。このクルマ、軽自動車なのにインテリアに力入れすぎなんです。まったく異なる8つの世界観が用意されていて、私のイチオシは今にもローラースケートを履いたウェイトレスさんが注文を聞きにきてくれそうな、「アメリカンダイナースタイル」。白を基調としたインパネやハンドル、真っ赤なドアやシートがワクワクする空間を作って、センスよくあしらわれたチェッカーフラッグ柄のリボンが雰囲気満点。気分は一瞬にして50年代に飛んでいきそうです。

 こんな空間でハンバーガーやポテトを食べたら、何倍も美味しく感じそうですよね。ほかにも、ハワイの空と海を感じさせてくれる「グライドスタイル」とか、ジャズバーにいるようなシブい空間の「セッションスタイル」など、それぞれがインスタ映え確実です。

 というわけで、いろんなカワイ〜をご紹介しましたが、やっぱり人もクルマも見た目は大事ですよね。カワイ〜って感じることは、心が喜んでいるということ。どうせ乗るなら、そういうクルマに乗った方が、人生がもっともっと楽しく豊かになるというものです。走りがどうだ、燃費がどうだ、ってのももちろん大事ですが、私は単純に「カワイ〜」ってだけでクルマを選ぶのも、ぜんぜんアリだと思います!


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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