純正車載工具がほぼゼロの今でも必須! クルマに積んでおくべき工具類6つ

メンテフリーの今どきのクルマでもトラブル回避には工具が大切

 車載工具というのは本当に少なくなった。昔であればジャッキ、ホイールレンチ、スパナ、ドライバー、プライヤーはもちろんのこと、クルマ止め、プラグレンチも入っていたりしたものだ。それだけユーザー自らがやるというか、やらなければならないことがいっぱいあったからで、メンテナンスフリー化が進んだ現在は工具は基本的になし。スペアタイヤの代わりに積まれたパンク修理キットとジャッキ程度だろう。

 とはいえ、工具はクルマが故障したときだけに有効なのではない。簡単なものを積んでおくだけで不意のトラブルに対応でき、スムースに復旧できることもあるので、今回は積んでおくといいツールやアイテムを整理してみよう。

その1 懐中電灯

 最近では100均でもLEDのものが売っているので、ひとつ積んでおく。トラブルだけでなく、車外の確認や車内での落し物捜索にも威力を発揮。

その2 ドライバーセット

 スパナまではいらないが、プラスとマイナスのドライバーのセットはランプの球交換や固着したステーを外したりするのに使える。

その3 養生テープ

 ガムテープは剥がすときに残るので避けたい。代わりにオススメが最近お馴染みになっている緑や青色をしている養生テープで、強力な割にサッとはがせるのという特徴がうれしい。ぶつけて脱落しそうなバンパーの仮止めにも使えたりする。

その4 結束バンド

 固有名詞としてタイラップ。樹脂でできた紐状のもので、自分で輪っか状にして使う。ロック部分がワンウェイなので締めると元に戻すのは困難なほど強固だ。外すときには切って使い捨てなので、気軽に使えるのもいい。

その5 ペンチ

 ぶつけて曲がったりしたものや固定がずれてゆがんだステーなどを戻すのには挟むということが大切。これがほかのツールでは代用できず、意外に大変なことがある。ラジオペンチを一本積んでおけば機動力も上がるし、歯が付いているので切ることもできる。

その6 軍手

 作業をしてまた運転することもあるので手は汚したなくないということで、軍手も積んでおきたいアイテムだ。ただ最近は内側がゴム引きのグリップタイプが主流になってきていて、こちらがオススメ。ちなみに熱いオイルや回転部分を近くを触るとき軍手を外すのが基本。染みたオイルで火傷したり、巻き込まれないようにするためだ。ちなみに軍手をしてプーリーなどに巻き込まれると簡単に指先が飛ぶので注意してほしい。

番外編 ちょっとマニアック

 古いクルマやいじってあるクルマなら、針金、絶縁テープ、簡易の油圧ジャッキ、ウエスも積んでおくといいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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