最近のパトカーからスポーツモデルが減ったワケ

最近のパトカーからスポーツモデルが減ったワケ

かつてはインプレッサSTIやRX-7のパトカーも存在した

 パトカーと聞くと最近はほとんどがクラウンで、若干レガシィが残っているというイメージだろう。しかし、一昔前にさかのぼってみると、RX-7やインプレッサSTI、GTOなどのスポーツモデルがパトカーに採用されていたこともあったのである。

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 最近で言えば栃木県警に日産GT-Rのパトカーが登場したが、あの車両は県民からの寄付で導入されており、やや事情が異なっている(過去にも栃木県警にはNSXが寄贈されている)。それではなぜ最近はスポーツモデルのパトカーが誕生しにくくなっているのであろうか?

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 その要因のひとつとして考えられるのが、そもそもスポーツモデルは走ることに主眼を置いたモデルが中心であるため、使い勝手が犠牲になっている場合が多い。通常、パトカーのトランクにはさまざまな装備が満載されているのだが、スポーツモデルのミニマムなラゲッジスペースでは必要な装備をすべて積むことができなかったり、リヤシートのスペースが狭すぎて取り締まり業務に支障がでてしまったりというような弊害が出てくる可能性がある。

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 また、すでにクラウン自体がハイパフォーマンスカーの域に達しつつあるため、スポーツモデルを採用せずとも十分な動力性能を備えているということも挙げられる。現在、交通取締に使用されている先代クラウンベースのパトカーは315馬力を発生する3.5リッターエンジンを搭載しており、必要にして十分なスペックを擁していると言えるだろう。それに加えて最近は撮影機材なども高性能化しているため、わざわざ違反者を追い掛け回さなくても証拠の映像を基に違反者を割り出すことも造作もない。そういった点ではもはや取締にずば抜けた動力性能は必要ないと言えるのかもしれない。

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 そして一番の要因は、そもそもスポーツモデルが激減してしまっていることだろう。各メーカー1台はイメージリーダー的なスポーツモデルをリリースしていた時代もあったが、今ではスポーツモデルを持たないメーカーもあるほどだ。また、スポーツモデルも高性能化が進んで車両価格が上昇してしまったことも無関係ではなさそう。市民の安全を守るためとはいえ、あまり高額な車両を導入することで批判が出ることを避けたい気持ちもあるのではなかろうか。

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名前:
小鮒康一
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現在の愛車:
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味:
長距離ドライブ
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