大切な愛車でまさかの事故!  修理と廃車の境界線とは (2/2ページ)

全損扱いになっても車両の回収は必須ではない

 では、そのクルマを修理するのか廃車にするのかの境界線はどこにあるのか、と聞かれれば、それは思い入れの大きさとしか言いようがないだろう。思い入れが大きければ中古車相場よりも修理代が上まわってしまっても修理するだろうし、思い入れがそれほどなければ保険金をもらってそれを元手に別のクルマを買うだけだ。

 ちなみに自動車保険における「全損」とは、

1.修理が不可能なほど大きく損傷を受けてしまった場合

2.修理費が車両保険の価額、もしくは相場価格を上回ってしまった場合

3.車両が盗難に遭って発見できない場合

 となっているが、事故で全損扱いになって保険金を受け取ったからといって、車両を必ず保険会社に渡さなければならないというわけではない。その保険金を元になんとか修理をしたい場合はその旨を保険会社に伝えれば、車両の回収を止めることができるはずだ。思い入れがある車両にお乗りの方は頭の片隅に入れておいて損はないだろう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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