新車のような輝きを取り戻したい……クルマの小傷を自分でキレイに消すコツ5選 (1/2ページ)

キズのタイプによって対処法が異なる

 大事に乗っていても、街を走っていれば避けられないのが、ボディやバンパーなどへの小キズ。バンパーやドアミラーの擦り傷や、ドアの淵を壁などに当ててしまった傷、狭い道で垣根や木の枝などが擦れたり、自分のカバンやショッピングモールなどのカートが当たったり、ドアパンチだったり、意外にリスクは転がっている。

 不幸にもそうした小キズがついてしまった場合はどうするか。軽度なものなら市販のケミカル用品を使えばけっこうきれいに修復できるのでチャレンジしてみたらどうだろう。

ケース1 未塗装樹脂の劣化やボディの退色

 傷ではないが、外装パーツの色がくすんできたときもケミカルの出番。バンパーなどの一部、未塗装樹脂パーツが劣化し、白っぽさが気になってきたときは、補修した部分の汚れを落とし、脱脂したうえで、「光沢復活剤」(99工房モドシ隊 ゴム&未塗装樹脂光沢復活剤など)を塗るといい。

 ボディの塗装部の退色なら、ホルツのカラーカットなどが便利。ワックスがけのような作業をするだけで、ツヤ引けした部分がけっこう光沢を取り戻す。

ケース2 下地が出ていないような浅い傷

 傷ついた部分を水で濡らすと、傷が見えなくなるようならコンパウンドの出番。キズ消し用をチョイチョイと擦ってみるだけで、きれいになってしまうことも多い。

 ちょっと傷が深い場合は、「細め」「極細」「超極細」の3種類のコンパウンドを順番に使って傷を消していくといい。

ケース3 線キズ

 線状の傷はタッチアップペイントで補修。ボンネットを開けると、バルクヘッドの部分にコーションプレートがあり、そこにボディカラーを示すカラーナンバーが記されているので、そのカラーナンバーを控え、番号が一致する補修用のタッチアップペイントを購入する。

 あとは傷ついた部分をよく洗い、シリコンオフなどで脱脂してから、傷口からはみ出ないように、少量ずつ、細く塗料を盛って補修する。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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