「トナラー」以外にもあった! 最近のドライバーの理解しがたい習性3選 (1/2ページ)

サンバイザーは下げた状態がスタンダード!?

トナラーについての拙稿への反響が大きくて、感謝。こんなに同じ思いの人々がいたのかと驚くとともに、読者の方々とも一体感を感じられたのは感激だ。さまざまな事例も挙げられていて、研究の糧となったのもとてもありがたいところ。

 しかし、クルマを超えて、便所(男の小)やラーメン屋のカウンター、電車の席など、トナラー問題は拡大中なのは確か。社会問題か!? ということで、これからも研究続けます!

 なのだが、現在気になっていることがまだある。研究途上ではあるが、発表したい。いずれも昔はいなかったのに、最近増えているものばかり。ちなみに気になるというだけで、やめたほうがいいんじゃ程度。批判ではないのであしからず。まわりにいないとか、見たことないというならそれで構わないです。

1)Dレンジに入れたまま停止

 入れたままで停止するのは別に変なことではない。気になるのはブレーキを踏まないで止まるクルマ。つまり流れとしては、赤信号で停止する。

 このときはブレーキランプは光るが、しばらくすると消える。可能性としてはNに入れているかもしれないが、信号が青に変るとブレーキランプは点かず、そのまま発車といった感じ。

 ちなみにPレンジにいちいち入れているなら、バックランプが光るし、ブレーキも踏むのでわかる。

 まず確実なのはサイドブレーキで止まっているということなのだが、Nに入れているなら普通は解除するときにはブレーキを踏むはず。サイドブレーキをかけているのがなぜわかるかというと、発進直前にひょこっとボディが動くからだ。

 このパターン、最新のスイッチ式電気式サイドブレーキだと、かけた時点で駆動力が切り離されるのであり得るというか安全なのだが、これをやっているのはちょっと前のアナログ式サイドブレーキのクルマでもいる。この場合は、自然に前にズルズルと進むことも考えられるだけに、怖いのだが……。

 他車なので確かめるのは難しいが、タクシーに乗って見ていると、ごくたまにこれをやっているのを見かけてこれまたびっくり。昔はいなかったし、教習所で教えているものでもなし。AT普及の弊害かとも思うが、なぜ増えているかは不明だ。

2)サンバイザーをずっと下げたまま

 その昔は、サンバイザーは眩しいときだけ下げるもの。下げたままだと助手席から「下げ忘れ」と言われたり、逆に助手席が下げたままだと、運転の邪魔だといわんばかりに軽く切れつつ運転手が手を伸ばして上げたものだ。

 視界が狭くなって圧迫感が増えるので運転しづらいのだが、最近では下げっぱなしのクルマをけっこう見かけるようになった。年配の方や女性に多いように思える。

 運転席だけでなく両側とも下げているクルマもいて非常に気になり、なおさら視界は広いほうがいいと思うのだが、どうしてかはなかなかヒアリングもできず、その意図は不明。

 開発者やデザイナーに聞くと開放感確保のためにいろいろと努力をしているのに、その努力もなんだか無になっている気もしてくるほど。

 同じようなパターンに年配男性の運転中にキャップを被るというのもある。これもツバで視界が狭くなると思うのだが……。いずれも理由が知りたい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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