なぜ二桁車名? ジュネーブで公開されたマツダCX-30を開発者に直撃 (2/2ページ)

マツダ3の優れた走りをSUVのCX-30でも実現

 当然、CX-30はグローバルモデルとして開発されているが、ボディサイズを見るとすべてが日本ジャストサイズと言っていい。ただ、気になるのはホイールベースがマツダ3の2725mmに対し2665mmと短い点だ。居住性と言う意味では厳しい方向だが?

「ホイールベースは短いですが、マツダ3よりフロアを下げシートバックのトルソ角を若干立てた上にアップライトなポジションにしたことで、後席は身長183cmまでカバー、ラゲッジも十分なスペースを確保している上にリヤゲート開口部も大きく取っています」。

CX-30

 メカニズムは、パワートレインとしてはガソリン(2リッターMハイブリッド)/ディーゼル(1.8リッターターボ)/スカイアクティブXを用意(今回は欧州向けとして)、シャシーはスカイアクティブビークルアーキテクチャ、Gベクタリングコントロール+、新i-ACTIV AWDなどを含めてマツダ3の基本コンポーネントを踏襲するが、CX-30としてどんなキャラクターが与えられているのだろう?

「パッセンジャーカーだろうがクロスオーバーだろうが、人間中心の“マツダの味”は変わりません。走りの目指す理想は一緒なので基本はマツダ3の味をCX-30で表現していますが、全高、重心、バネ下が重いクロスオーバーの中で実現するのはそう簡単ではありませんでした。アイポイントの違いも相まって独自の世界観が提供できていると思っています」。

CX-30

 ボクは一足お先にマツダ3に北米で試乗済みだが、あの滑らかな走りがクロスオーバーで実現されていると思うと期待大である。発売は欧州を皮切りに順次世界の主要市場に導入を行なうそうだが、日本向けは「2019年内」との事だ。マツダは「ラインアップが揃ったので自分の感性、ニーズに合うものを選んで欲しい」と語るが、僕のなかでの唯一の心配ごとはCX-3/CX-5のユーザー層を一気に奪ってしまう事かも!?

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