やっぱりスープラはレースありき! LM-GTEに続き新型スープラGT4が登場した理由を直撃 (2/2ページ)

カスタマーモータースポーツの可能性を探っているなかのひとつ

「現在、レクサスがRC FでGT3をやっていますが、プロフェッショナル化による高性能化や価格高騰など、今後どのようになるかわからない状況です。我々としては『買ったけど使えない』、『そのまま撤退』と言うことはしたくありません。このGT4はカスタマーモータ-スポーツの可能性を色々と検討している中の提案の一つです」

「もちろん、慈善事業ではないので最低でもイーブンにならないと継続することはできません。その見通しを含めてGT4がいいのか、それとも差が大きくなってしまったGT3とGT4の間を埋める新カテゴリーが生まれてから進めたほうがいいのか……など慎重に考えています。それさえハッキリすれば、我々にはTMGやTRDと言ったレースのプロが近くにいるのでクルマを作ること自体はそれほど難しいことではありません」。

 新型スープラには量産車の時点でカスタマイズやレーシングカーに仕立てるためのさまざまなアイディアが数多く盛り込まれているが、ズバリそれを紐解いていくとこのようなクルマに仕上がる……と言うことなのだろう。

「このクルマの原型でサーキットを走っていますが、凄く楽しいですよ」。とのことだった。


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