リッター40kmは超えられない? 純粋なガソリンエンジン車はどこまで燃費を伸ばせるのか (1/2ページ)

ハイブリッドのトヨタ・プリウスは40.8km/Lの燃費を実現

 国土交通省が年度末に燃費の良いクルマの順位を発表しており、昨年度の結果によるとガソリンエンジンの登録車で1位は、トヨタ/ダイハツのパッソ/ブーンの28km/Lだ。その上に、ディーゼルエンジン車のデミオが30km/Lとなっている。

 軽自動車では、スズキ・アルトが37km/Lを記録しているが、これにはエネチャージが採用されているので、純粋なガソリンエンジンのみとなるとダイハツ・ミライースの35.2km/Lだろう。

 ちなみに、ハイブリッド車のトヨタ・プリウスは40.8km/Lを、アクアが38km/Lを実現している。

 すでに、軽自動車でもスズキはエネチャージやマイルドハイブリッドを使って燃費を向上させており、市販が待たれるマツダのSKYACTIV Xも、電動化の機能を採り入れているとの噂があり、この先ガソリンエンジンだけでどこまで燃費を伸ばせるかに、あまり意味はなくなってきている。


御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
日産サクラ
趣味
乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

新着情報